ファルトボート(フォールディングカヤック)についてあれこれ書いてます
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 まずアルピナ2と梯子を細引きでつなぎ、固定。荷物を全部ほうり上げて片手を梯子に、片手にアルピナを担いでもって上がろうとしたが、梯子が壁面にはあるものの上がった場所の地面には無いため、これでは無理だ。アルピナを気合でほうり上げようとしたが、バランスが非常に悪くやめておくことに。艇を傷めるかもしれないし。

 仕方ないのでのでアルピナ2の中に頭をいれて背負って持って上がろうとしたが、なんせ上がった場所にはての取っ掛かりが無いのやっぱり厳しい。無理するとアルピナごと僕も川へどぼんである。

 いったんアルピナを川にもどしてちょいと沈思黙考。・・・・そうだリブに細引き結んで、僕は上の地面に座り引き上げてみよう。でそれを実践。アルピナが斜めに持ち上がりそれをゆっくり引き上げる。僕も落ちないように気をつけて、バウのグラブループがつかめる場所まで上がってきたので、そこを片手でもって一気に引き上げ!なんとかいけた、成功だ。

 さてこれで終わったわけではない。ここから道路に出るためには高さのある擁壁の梯子を重い荷物を背負って上がる必要がある。まずは荷物を持たずに偵察頂上は広さもあり、また丈夫にもとっかかりがあるので、先ほどより条件が良い。これは大丈夫そうだ。

 再度アルピナのザックかついで登る。これが意外と登りにくい。登る度にザックがゆれて後ろ側に体を引っ張る。慎重に、3点支持でゆっくりゆっくり登っていく。結構緊張するものだ。

 頂上まで来て最後により慎重に登りきり反対側を降りようとしたら、反対側の道路に通じる階段の先にはなんと金網が・・・。要するにここは立ち入り禁止区域といことだろう。僕は緊急避難であるから法的に問題ない・・・と思う。電車派ファルト乗りには法律の勉強も必要なのかもしれない。

 ザックを金網の手前でおいて再度装備の入ったザックをとりに行く。今度は重量も軽く楽チンだ。

 そして最後の難関。まずは装備を入れているザックを金網の向こう側にやり、付いている紐を握りつつ、ある程度の高さにきたらそこで手を離す。ザックの中身は着替えやPFDなので壊れない。

 次はアルピナのザック。担いで金網の上にいったん置き、そこから付いている紐をにぎりつつある程度の高さまでおろし、そこから先ほどおろしてザックに向けて離す・・・。ばっちり装備の入ったザックの上に落ちて(クッション代わり)無事成功。後は僕自身金網を乗り越え任務完了!!

  まさに「ミッションコンプリート」

 完璧なる任務遂行といったところか。しかし最初はどうなることやらと思ったが、終わってみればいい体験であった。というのは電車でカヤックにおいてもしかすると究極の出撃撤退方法の免許皆伝を得たとも言えるからだ。ファルト旅を電車で行った場合、出撃撤退場所の自由度は非常に高いのだが、なにせ今まで出撃撤退できなかった場所でも、細引き等を利用することでやろうと思えばできることがわかってしまったのだ。

 といってもやはり危険を伴う「技術」なので最後にお約束。良い子はまねしないように!もし僕の方法を参考にして怪我されても当方一切責任はとりかねます。 というより止めておきましょう。僕も基本的にはどうしようもない場所意外はやらないと思います。でも結構楽しかったな。

 というわけで無事に帰ってこれました。以前別の場所で書いたのをブログ用に若干改訂?して載せてみました。オープンカヤックである為、荷物を取り出すのが簡単だったこと、及び水出しも楽。そして軽量だったのが幸運でした。このときのツーリングは流れの無い川を20km以上、途中から向かい風・逆潮という状況の中、総合的に考えるとアルピナ2-430という艇選択はベストであったと思われます。違う艇であったらもっと苦戦していただろうなと。

 

 

 


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 2月1日の日曜は、別の用事がありカヤックには行かず。ということで以前とある川の下流域を漕いでいたときの事を書こうかと思います。その日はグループツーリングでしたが、最後は一人だけ別の場所に上がり撤収という計画で行きました。まさに電車でカヤックのメリット、最適の場所で上がるということを実践。またグループツーリング及びソロツーリングという2つの形式?でのわがままツーリングを堪能。がしかし最後に悲劇が待ち受けていたのでした。出撃艇は四号艇アルピナ2-430。この軽量かつオープンカヤックという点が最後に大きな意味を持つことになろうとは夢にも思いませんでした。カテゴリーが「三途の川を渡らぬ為に」となっていますが、命からがらだったわけではありません。まあちょっとあせりましたが。それでは書いてみます。

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 とある川をグループでツーリング、途中で皆さんに別れを告げ別の川を一人で遡り撤収予定地に向かう。今日は流れの無い下流域、それも向かい風に逆潮ではあったものの、天候及び体調も良くなかなか楽しかった。その余韻に浸りながら、鼻歌を歌いつつ漕いでいく。まさか数十分後に悲劇が訪れようとは・・。

 ずっと護岸が続く川を漕ぎ、カーブを曲がると砂浜が見えてくる予定の場所まで来た。そしてカーブを曲がりきると・・・・・・、あれ、砂浜が無いぞ!おかしいな、たしかにそこは浅くなっているけど、護岸がばっちりされている。もう少し先をみても砂浜は無い・・・。どうやら以前砂浜だった場所が護岸によって消滅したらしい。やばい、今から上がれそうな場所に引き返すとすると、日が暮れる寸前になるかもしれない。微妙なところだ。

 丁度そこは川の合流地点だったので、そのまま別の川に入り下流へ漕いでいくことに。すると右岸側に小さな砂浜が。もしかすると助かったか!

 
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 で上陸して偵察しようとしたら高校生くらいのカップルが2組。よし!彼らがこの場所に来ることが出来たということは、楽に上り下りできる階段や坂でもあるのだろうと思い気が楽になったので、ちょっと休憩することに。のんきに散策する僕、時間の浪費であるとは、これまた夢にも思わなかった・・・。

 そして10分くらいしてから脱出口?を探す。階段か坂はどこにあるのかな・・・・無いやん!ほんま。あるのは擁壁についているハシゴだけ。どうやらここから降りてきたらしい。仕方ないのでここを登ってみたが、上りきったところは非常に狭く、大きな荷物を担いでのぼってから反対方向に下りるのは結構難しそうだ。バランス崩したら大怪我間違いなし。だめだ。仕方ない、川を下って別の川に入り上陸だ。時間が無い、とっとと出撃だ。 のんきに休憩している場合ではなかったぞ。

 と漕ぎ出したものの逆潮と強い向かい風でアルピナ2は苦戦。この強い風に抗して、日が落ちる前に撤収適所にたどりつける艇があるとすれば、それは五号艇カサラノのみ。ボタンひとつで変形できるわけも無し、なんて思いつつさてどうするか思案。

 対岸の擁壁上に釣り人が2人居たので聞いてみると、すぐに道路に出られるということだ。ただその擁壁に付いている梯子を、アルピナ担いで上がれれ登れればの話だが。仕方ない、挑戦してみるとするか。駄目ならナイトパドリング決定だ。

 近畿圏のとある川、スターンズの「レイカーソロ」というダッキーで下っていた。単独行も3回目、慣れたものだ。

 なかなかの風景と流れの速い川、飽きることなく漕いだり、たまに手を休めて流されたり。気がつけば目的地に到着。目の前には堰堤が見えてきた。予定より1時間も早く到着。時間はある、もっと漕ぎたい。ボーテージだな、しかし堰堤の右端に通り抜け出来そうな水路があるぞ。とりあえず偵察だ。
 
 ちょっと偵察してみると段差はさほどでもない。何とかなるでしょ。という事で段差を越えることに。

 レイカーソロで段差に突っ込む、無事越えたと思ったら、その向こうに大きな段差が。  偵察を適当にしたので向こう側まで見ていなかった。また悪い事にここは水路がカーブしていた為、大きな段差に斜めから突っ込んでそのまま沈!

 段差から落ちた僕は、艇から放り出されたものの、櫛の歯型状の構造物の上に横向きに寝ている状態で体が止まっていた。ここはどうやら堰堤と下流の川の中間点に構造された場所らしい。腕から落ちたものの、受身をとれていたのと、持っていたパドルを構造物に叩きつけられる前に突いたので、衝撃が和らいだ、またダッキーだったのも(構造物におちてから、沈脱、ゴムが衝撃を和らげた)幸いしたのだろう、後で腕や手を調べると、腫れていたものの骨折はしないですんだ。

 周りをみると後ろ側に艇が無事あったので、とりあえずパドルと艇を担いで放り投げ、下流に流す。 その間にも体に水を浴び、冷えてくる。時間はあまり無い。このままでは低体温症で「お陀仏だ」。
 

 この日は気温が高かった為薄着だったのだが、不幸中の幸いはそのカヤックウェアがファイントラック社の「フラッドラッシュ」という保温性の高いラッシュガードだった事。カヤックをやりはじめて、初めてのカヤックウェアがこれだった。普通の化繊のシャツならどうなっていただろう・・・・。

 さて今度は自分だ。遠くへ跳ばないと、堰堤に戻る水の流れに巻き込まれて、洗濯機状態になり、三途の河を渡ることになるかもしれない。普段の僕は小心ものだが、不思議とこういう絶体絶命の時は肝が据わる。冷静に遠くへ跳ぶイメージを頭が描く、助走距離をとるために一旦後ろに下がる。ここが生死の分かれ道、失敗は死を意味する。

 勢いよく走り出し、歯型の構造物ぎりぎりのところで跳ぶ。なかなか会心のジャンプ。 結構遠くに跳んだ僕は、着水と同時に必死に泳いだ。引き戻される感覚は無い。とりあえずは助かったが、しかし水が非常に冷たい。
 
 PFDをつけたままなので泳ぎ難かったものの、なんとかカヤックにたどり着き、それを引いて岸まで泳ぐ。心臓が早鐘を打つ。早く上がらないと危ないなあと思いつつ必死に泳いで何とかたどり着く。再乗艇してから岸に漕いで行くことも考えたが、岸が近かったので泳いだのだ。

 上陸して確かめると、パドルが折れていた。積んでいたドライバッグに穴、それから着替えがずぶ濡れ。その他持って来たものが何点か流出。

 なんとか助かった。ウェアを脱いで乾かしつつ、体の各所を調べると右手小指がざっくりといっていた。ちが結構流れている。気が付かなかったなあ。こういうときに限って絆創膏をやガーゼを持ってくるのを忘れたのだ。

 カヤックを片付けた後は、そのままラッシュガードを着替えずに上にウィンドブレイカー、下は化繊のパンツを履いて撤収。右手は持っていったバスタオルでぐるぐる巻き。とりあえずコンビにでも見つけて絆創膏やガーゼを買わないと。

 コンビニにタオルぐるぐる巻きで入る。血でにじんでいるところを勿論隠して。買ってからレジに並ぶと、げげんそうな、レジのおねえさんの顔。「この世には知らなくていい事もあるのだよ」

 応急処置を終え駅に向う私の心に早くも、カヤック漕ぎたいなあという欲望がふつふつと沸きはじめたのは不思議であったなあ・・・。


 カヌーライフの最新号に丁度堰堤事故の話が乗っていたので書いてみようと思いました。

さて原因は

 中途半端な偵察、川下りに慣れてきた為の驕り・油断といったところでしょう。
 堰堤は素直にボーテージということで。

 不幸中の幸いは前述したように。カヤック用ウェアを着ていたこと、パニックにならずに落ち着いて行動できた事、そして一番は堰堤が特殊な形をしていたこと。 もし堰堤が普通の形ならば今頃は・・・・・。運が良かったんですね。これ以後、安全にカヤックをする事を心がけるようになりました。が重装備過ぎてしんどくなることもあるので、今ではそれなりに修正(自分でリスク計算して最適な装備を持っていく)してますが。

 レイカーソロでの出撃は1年以上前でそれからずっと眠ったまま。たまにはこいつで出撃するのもいいかもなと。ある意味フォールディングカヤックですから。また後日膨らませてから写真をアップします。

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