ファルトボート(フォールディングカヤック)についてあれこれ書いてます

  先週、親不知治療後の痛みの為、漕げなかったので今回は思い出のツーリングで小豆島へ渡った時の事でも書きます。去年の1月9日のことです。それでは。



  年末に実行予定であった小豆島渡り、天候不順の為年を越してしまった。1月9日、天候が非常に良さそうなので行くことに。赤穂の千種川から出艇、家島諸島経由で小豆島へ。ここを漕ぐ事が出来たなら、潮流を考慮しない場合、瀬戸内であれば何処へでもいける(要するにこれほど島間距離が離れているところはほとんど無いということ)という事なので、俄然気合が入る。


 JR播州赤穂駅下車、カヤックを転がし十数分、出艇地の千種川到着。組み立て開始。ドライスーツに身を包みいざ出艇。駆るは我が壱号艇「シーショア」というよりもこの当時はシーショアしかなかった。がこのルートなら今で迷い無くシーショアかな。


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  川を下り海に出る、本日風弱くべた凪。気温も意外と高く、ドライスーツを着ているので暑い。たまに水をかぶりながらとりあえず前方10kmの院下島へ。ひたすら漕ぐ、ひたすら漕ぐ。穏やかで静かな瀬戸内海。睡眠はほとんどとっていなかったものの、まずまずの調子(といってもこの当時は時速5kmくらいで漕いでいた。ちなみに今は6kmくらい)でシーショアは進んでいく。


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 あと2kmくらいのまで近づいたとき急に腹痛が。やばい、緊急上陸だ。スピードを上げて緊急上陸、そして処置。


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 しかしドライスーツでバックジッパー方式なので脱ぐのに大変てこずる。海で使用するドライスーツはフロントジッパーがお勧めです。しかし焦ったいきなりアクシデントだな。が海は静かだ。今日は大丈夫だな、荒れないだろう。空は晴れているがなんとなく「ぼうっと」した感じ。こういう空の場合、まず荒れないということを経験から知っている。後12km、大丈夫でしょう。この島に着いたときに、ある程度の波や風があった場合、家島諸島の定期便が出ている島まで行って撤収という事も考えていた。これぞファルトボートの長所だ。


 で実はこのとき小豆島の上陸地まで後15km弱ほどの距離だったのだが、12kmと勘違い(地図で以前調べた時に大雑把に計ったいて、ツーリング前に再確認していなかった、われながら阿呆だ)、これのため最後に焦る事に。


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  ちょっと休憩後、小豆島目指して出艇、のんびりと漕いで行く。左手には家島諸島の島並みが、右手は海前方は霧で霞む小豆島。右手側にところどころに網が見える。養殖か漁でもしているのかなんて思いつつ漕ぐ。

 1時間後休憩。しかし海の真ん中でのんびりするのは非常に開放感がある。その場で10分ほど休憩。ここから見る小豆島は非常に大きく見え、まるで四国のようである。


 休憩後、景色があまりかわらないなか漕いで何かおかしいと感じはじめる。40分ほど漕いでも小豆島があまり近づいていない。持ってきた海図を確認。!!!!距離の間違いに気づく。しまった・・・。漕ぐスピードを落としたのも災いして当初の予定撤収場所まで時間にきつい(港行きのバスを逃すと2時間待ち)。予定変更、直接港に向けて進路変更。これなら距離は伸びるがバスの時間は関係ないが、船の時間を調べると結構きつい。猛スピードでシーショアを漕ぐ。
          
 日生から出たフェリーが小豆島は福田港に入っていくのを見定め、港の位置を確認。漕ぐそして漕ぐ。写真をもっと撮りたかったがそんなことをしている場合ではない。船を1本逃がすと小豆島から姫路港に行くフェリーに乗って帰っても、そこからタクシーに乗らないといけないので金がもったいない(正月ダイヤの為、姫路港から姫路駅に向かうバスはその頃には終了している)。 


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 小豆島の岬を交わし港が見えてきた。ここからまだ1km以上はある。以前偵察していたので上陸場所は分かっていたが、結構しんどい。行動食もほとんど持ってきていなかったのでガス欠気味、がそれでも漕ぐ。そして何とか撤収地に到着するもなんと引き潮の為水面が下がっていてカヤックを持って上がるのが大変。荷物を取り出して何度か陸地と往復、
最後の力でカヤックを引き上げ上陸。しかし私に休む暇は無い。必死で後片付け。無情にもその時雨が。雨の中パッキングするもこの当時はまだ下手だったのでてこずる。時計をみて焦るがなんとか終了。まだまだ休めない。とっととカートに載せて港に走る。切符を購入して船に乗り込むも船のタラップ上がるのでへろへろ。足がガクガク、船内に入ってやっと休憩。体が・・・・・・。


 ちょっと横になった後売店で腹ごしらえ。たこ焼きの売れ残ってたのを買い占め(といっても2箱だけ)。腹が減ってるので非常に美味い。次はチョコレートこいつも・・・。一息ついてフェリーから海を眺めつつ感慨に浸る。シーカヤック歴1年もたたないで単独でここまで無事に来れた。カヤックというのはなんて凄いんだ、シーショアはなんて凄いんだと、次は瀬戸内縦断か瀬戸大橋下をくぐるかどちらかに挑戦しようと思いつつ、姫路港までの船旅をのんびり過ごした。


 この頃までは調子がよかったのですが、まさか未だに瀬戸内縦断できていないとは・・・。

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 車2台で初「日高川」に行ってきました。うちの兄が簡易ベッドの天板を作ってくれたので、樹脂製のボックスと組み合わせて仮眠用ベッドとして使用できるように。これからはもう少し車で行く頻度を上げようかと。5回に1回くらいは。ただガソリン高騰+高速代を考えると、電車やバスで行った方が大分安いんですね、とくに1人で行った場合。


 それはともかく、漕行記を。


 土曜の仕事を終えて直ぐに車で出発、高速代をケチる為、下道で岸和田まで行く。途中迷い2時間30分ほどかかる。
けちらんと高速でいくべきだったか?紀ノ川SAに到着後、早速仮眠。騒がしいのでぐっすり眠れないものの、休憩は出来た。その後集合場所の道の駅まで行き、そこで仮眠件必要物購入。友達が来る前に川をちょっと見に行く。水質がなかなか、雰囲気もよろしい。


 友達到着後撤収予定地のゆりの瀬下流の川原へ。ここでちょっとしたアクシデントが。我が愛車ダイハツの「ミラ ウォークスルーバン」が川原でスタックしかける。高速で100km走行が厳しいパワーのない2輪駆動、下手に川原に入れません。何とかいろいろ試して脱出。問題なく戻れるところに駐車。しょっぱなからひやひやさせやがる。最悪はJAFさんにお願いすればいいのだが、かなり間抜けだな。


 その後友達の車で出艇地の瀧本橋へ行き、到着してすぐに組み立て開始。友達のS氏はダッキーで当方は弐号艇「SS-1」。組み立て終了はほぼ同時。いかにSS-1が組み立てやすいかがわかる。


 歩きにくい石の川原を協力してカヤックを運び出艇。水は奇麗で流れもなかなかつよい。結構期待できそう。
 


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 最初からなかなかの景色の中のんびりとしかし結構速く進んでいく。「来てよかったなあ」なんて話していたら、前方に杭発見。間は狭く通り抜けできないのでちょっとだけボーテージ。どうやら「やな」らしい。その後何処となく日本海をスケールダウンしたような景色の中進んでいく。しかし水質いいなあ。あまり清流を漕いだ事は無いのでなかなかどうして感動ものだ。おまけにところどころ瀬があって飽きが来ない。


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 しかし「やな」もところどころあり、そのたびにもちあげなくてはならなく、その回数撤収までに10回以上。しかしそれでも楽しい日高川、途中の川原で友達の奥さんに作っていただいた昼飯をだべる。以前も何度か作っていただいているが、美味いんですね、これが。料理の美味い女性と結婚した友達が羨ましい限りだ。当方、ただでさえもてないのに、付き合ったことのある女性は非常に性格がきついお方ばかりで、弁当なんてとてもとても。


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     (右の写真は水中から撮ったもの、不思議な雰囲気だ)


 それはともかく再出発。予定より速くつきすぎたのでスピードを落としのんびり漕ぐことに。しかし川の流れが速くどんどん進んでいく。友達の話していると、どうやら以前常神にて乗った我が1号艇「シーショア」が結構お気に入りとの事。来年もしかしたら。奥さんすいません、というより奥さん聞いたらびっくりするだろうなあ。だけど「シーショア」ならあまり無謀なことしない限りはまず無事に帰ってこれるので僕からすれば安心だな。長時間乗ってても楽だしね。買ったら小豆島渡りにでも挑戦しよう。


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 撤収地はそろそろかなと話しつつ、やなを越え、瀬を越えて最後のゆりの瀬に突入。SS-1も少しだけグラット来たが無事越える。ここポリ艇のカヤック乗りの皆さんが練習しており、またお1人で来ていらっしゃる方もいた。趣向は違えどカヤック乗りとと水上で合うのはなかなかいいものだ。ちょっと話した後、少し下ったら我が愛車が見えてきた。最後の瀬を越えてかわらに横付け。撤収。SS-1とダッキーなのであっという間に撤収完了。車を回収後温泉へ行き、帰路に。


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       (我が愛車 ダイハツ ミラウォークスルーバン)



 途中岸和田のPAで仮眠後帰宅。たまには川もいいもんだ。しかしますます熊野川へ行きたくなってきたなあ。


 

 10月7日は五号艇カサラノで日生に久々に行ってきました。「穏やかな日の島渡り」を楽しむつもりが強風でツーリングというよりカサラノ練習となりました。では漕行記を。


 久々のメインゲレンデ「日生」に来た。家からJRで乗り換え1回、約1時間半で来ることのできる。10時頃到着でカサラノ組み立て開始。流石に組み立てに慣れてきたな。組み立て時間、1時間を切って只今50分ちょいというところか。もう少し真面目にやれば40分台いけそうだ。


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 組み立て、着替え、出艇準備を終えたのは11時30分ごろ、単独行はのんびり準備できるのがいい。本日は風が強くいつも穏やかな湾内が結構騒がしい。穏やかな島渡の予定だったのだが・・。強風下を漕ぎまくる気力は今の僕には無い。


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 出艇後いきなり風で艇が回され始める。ここでリーンによる外傾ターンで対抗。結構維持できる。リーンを掛け続けるのが比較的楽なカサラノならではだ。フォールディングカヤックは左右のエアチューブの影響で、復元力が非常に高い為、リーンを掛け続けるのがちょっとしんどい艇が多いのだ。である程度進んだところでリーンをやめ今度はラダーをおろす。ラダーはやはり便利である。


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  出艇地から目の前に見えている日生諸島最大の島、鹿久居島に上陸。体が疲れ気味の為、いきなり20分ほど休憩。これまた単独行の良いところ。カサラノはしかし何度見ても惚れ惚れとするほど美しいカヤックだななんて思いながらのんびり過ごす。しかし風はますます強くなってきた。本日は南よりの強風。鹿久居島の影をでたらもっと強くなることが予想されるのでその辺でターンの練習でもしようか。


  休憩後、鹿久居島のヘリにそりながら南方面へ漕いで行く。沖合いは兎がとんでいる。島影を出たら風によってパドルがあおられる状態に。向かい風に対抗してカヤックを漕いで行く。カサラノはもともとローボリュームの艇であり。スピードは速いので向かい風には結構強い。なかなかのスピードで進んでいくが風がやんだと思うと直ぐに強い風が吹き出し、またちょっとやんだかと思うと強く吹き出すという状態。ますます風は強くなるという予報なのである程度行ったところで強風下のターン練習をした後、引き返す。


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 先ほどの休憩場所を行き過ぎて、鹿久居島の湾内に漕ぎすすめる。浜から10数メートルでやっと風裏に入る。強風下を漕いできた後の穏やかな湾内は、格別だ。まるで別天地というところ。水質はあれだが、景色を独り占めしつつのんびり浮く。しかし本当にカサラノに乗っているのか?別のカヤックじゃないのか?と思えるほどカサラノに安定感を感じる。体がやっと慣れてきたのだな。これからがカサラノによる本当の航海の始まりだな。


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 20分ほどほとんど漕がずに浮いていた後、上陸して休憩、その後航路横断して出艇地へ。風で波立っている湾内を最後はラダーを使用して楽しつつ漕ぎ戻る。風は弱まる気配なし。久々の日生、のんびり漕ぎとは行かなかったが、穏やかな湾内でのんびり出来たし、カサラノがより体になじんで単独航海も問題なしと。まあよしとしよう。

 最近体調ももうひとつでろくに漕げていないので、10月4日、近場の須磨にて「浮いて」きました。


 こういうときは弐号艇「SS-1」に限ります。フジタカヌーのコンセプト(であると思う)シンプルさを具現化したファルトボートです。組み立て簡単、勿論分解も、パッキングもそしてメンテナンスも。


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 早朝から行ってのんびりろくに漕がずにプカプカ浮いていると、ストレスが抜けていくのが分かります。
 


 波のリズムは人のリズムと合っており、心をリラックスさせるとか?海から生まれた生物の太古の記憶によるものなのか?




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 そんなことを考えならがのんびり1時間半、気が済んだので上陸。SS-1を乾かしながらのんびり海を眺めてました。
 シーズンオフの海岸は騒がしくなくいいものです。


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 帰りにカートが壊れそうになっているのに気づきました。ちなみにこれがその時の写真。根性でカヤックザックを支えています。


 これからもストレスたまったらとりあえず浮きに来よう。


 9月の16日、17日は友達3人で常神は食見から出艇、周辺をショートツーリング及び水中観察してきました。それにしても夏場の穏やかな日本海は素晴らしい。今年4回目です。


 16日は偵察日、及び旅館にておいしい食事を食べのんびり過ごす。明日の風速は9m!これはやばいかもしれない。


 17日、風があまり強くない。旅館の前の水面はざわついているもののたいした事無い。地形によって風が防がれているのであろう。とりあえず現地に行ってから考えようということで食見まで行く。ここは目の前に鳥辺島を望む出艇しやすい場所。べた凪、風は大丈夫。


 今回はシーショアを友達に貸し、僕自身はアルピナ2-430で、もう1人の友達は430トレックで出撃。
 フジタカヌー3艇揃い踏み。


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 まずは目の前の鳥辺島へ。出艇地の海岸からしてすでに水質がよいので自然とボルテージが上がる。 島の途中で風がやや吹いているところで艇が3艇ともやや回される。中でもアルピナ2-430が一番回転性がいいのとタンデム艇ゆえのボリュームもあり回される。漕いでてもやはりブレが一番大きいがしかしこんな穏やかな海では問題なし。


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 鳥辺島へは出艇地から1km弱なのであっという間に到着。とりあえず上陸して各自水中観察及び海水浴。僕は持ってきているマスクで水中を除く。ある程度観察したあと、友達にマスクを貸す。友達から感嘆の声。彼らの購入リストに新たにシュノーケリングセットが加わった瞬間である。まあ来年あたりでもまた来ましょう。


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 各自思う存分遊んだ後は、常神半島に漕ぎ戻り岸沿いを北方面に漕ぎ進む。奇岩にはさまれた水路を抜け景色を楽しみつつゆるりとツーリング。こういう狭い場所は他の2艇より回転性のいいアルピナ2-430が有利だ。友達にシーショアを貸すことにより、愛艇の性能差が如実に分かった。一艇づつ乗るよりもその場で性能が分かるのでなかなか良い方法だ。今度はシーショアとカサラノで行ってみよう。


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 30分ほどのんびり漕いで塩坂越の集落をちょっと過ぎた場所に浜があったので上陸。そこで各自自由に過ごす。


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 出来ないロールをシーショアで挑戦。とりあえずさかさまになるものの、全然ダメ、というよりもロールしようとすれば体がすっぽ抜ける。膝をしっかりサイドにつけながらでないと勿論上がるわけはない。すっぽ抜けつつスイーブするとそのままパドルの表面は水中に水没してしまう。というわけで結局は沈脱最乗艇の練習と相成りました。ロールはカサラノ乗ったときにでもするとしよう。あれなら体がすっぽ抜けることはなさそう。とりあえず上がりやすいロングロールから。


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 これまた30分ほど休憩後、いい時間になったので出艇地へ戻る。もどったあと分解中に通り雨が。カヤック尾車濡れだったものの、車で来ているのでどうってことは無い。


 帰り際に3人で食事してから解散。若狭舞鶴道で神戸に戻る途中、大雨のためただでさえ遅い当方所有の軽自動車がなんと時速40kmまでに落ちる。ピンチだ、大雨で視界が利かない高速では追突の危険が。とりあえず冷房を切ってみるとスピード70kmほどまでに回復。パワーの無い車ではこれで何とかなると利いていたので助かった。うーんターボ付きの軽自動車が欲しくなってきた。せめて高速を100km巡航できたらなあ。


 今年の夏は日本海三昧でした。来年の夏も日本海に行きそうです。あまり距離を漕がないでのんびり過ごす、こういうパターンになりそうです。