ファルトボート(フォールディングカヤック)についてあれこれ書いてます
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 1月27日は日生の以前偵察した出艇場所から漕ぎ出し、のんびり無人島巡りかつキャンプ場所を探しつつ漂ってきました。出撃艇は四号艇、アルピナ2-430この艇の海での性能をやや過小評価していましたが、なかなかやります。 それでは漕行記を。

 
 出艇場所に到着して海を見ると、潮が引いて川底に下りないと出艇できない。降り難い場所であるし、蛎の殻があちこちに落ちているので、ファルトボートのスキンにはやや辛い状況である。まあしかし何とかなるでしょう。幸いな事に今回は軽量のアルピナ2-430だ。

 組み立てていると地元の方に話しかけられる。ボート釣をされているとの事だ。カヤックフィッシングが流行っていることもご存知だ。もう一方いらっしゃって、この方はなんとカヤックの自作設計図を書いたとの事。そのうち作るらしい。日生ではたまにカヤックイベントをやっているので、そのうち根付いて欲しいものだ。参加できそうなら参加させてもらおうかな。

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 近くにある「マックスバリュー」で昼食等を購入してから出撃。出艇場所の足場が悪いので、とりあえず荷物やスプレーカバー、シーソック等を適当に積み(カバー及びシーソックは別の場所に上陸してからつけることに)出撃。すでに時間は9時30分。
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  湖面のようなべた凪の海をのんびり漕いで行く。まわりは工場だらけだが、その後ろの緑がなかなか美しい。 ひたすら水路状の海を漕ぐつつ、たまに手を休めて写真撮影。逆潮なので休むとアルピナ2が逆戻りする。やはりここは瀬戸内海。
 
                   
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 水路状の場所をぬけて目の前に見える(というよりもずっと見えていたが)前島に向かい、到着後は島の縁にそって漕ぎ、次は目の前に見える半島に渡り、その次はまた横島という無人島に。横島を回りこんで東に岸沿いを漕ぐ。日が陰り寒くなってきた。

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 その時丁度いい上陸場所があったのでそこで上陸、カバーとシーソックをつける。これで大分下半身は暖まる。7、8分程休憩後、東に向って漕ぎつつキャンプ出来そうな場所を探すが、適当な場所は無い。工場や私有地の敷地らしき場所であったり、崖の下であったり。

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 そのまま漕いで片上大橋をくぐると何度も漕いでいる場所へ。ここは日生の交差点ともいうべき場所。いろんな場所からの流れが集まり、いつもざわめいている。おまけに今日は突風気味の北風が吹き、やや荒れ気味だ。ただ出し風故に波はたいしたことないが。
 
 以前カヤック仲間のGさんと敦賀湾をアルピナ2で漕いだ時、強風で艇が回されて苦戦したのを思い出した。ちょっときついかもと思ったが、難なくクリアー。僕の操船技術も少しはあがったのか。この艇の海での能力を過小評価していたな。横風や横波もなんのその、回転性のいいアルピナ2を微調整しつつ漕いで行き、曽島と鴻島の間の瀬戸に入る。

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 ここは風裏で静か。この辺りで上陸昼食休憩しても良かったのだが、日生駅前の港まで近いのでそこまで行って撤収してから昼食でもいいかなと思い直し漕ぎ続けることに。

 曽島を周り、日生駅前方面に向けてカヤックを漕ぐ。ゆるい向かい風と波の中、適当にアルピナ2をわざと回転させつつ遊びながら漕いで行く。たまに強い向かい風が吹くとスピードが落ちるがまあ問題なく進んでいく。見慣れた風景なのに、新鮮なのは行きっぱなしの旅のいいところ。

 いつもの場所に着艇。時間は1時30分ごろ。艇を乾かしつつ、昼食休憩。ジェットボイルで湯を沸かし、カップラーメンを食べる。寒い場所でのあったかい食べ物は、まるで料亭の味がする。

 上陸時に風が吹くと、震えるほどの寒さではあったが、冬のカヤックってのもなかなかいいものだ。動力船がほとんどいなかったので、非常に静かであった。ただこれだけ寒いのならついでに雪が降ってくれればなあと思ったものだが。

帰りにJRの駅でポスターが張られていた。内容は「日生かき祭り」2月3日開催。駅前から無料の渡船で海上まで運んでくれ、
蛎を先着1万個無料提供。イベント盛りだくさんで特産品の販売等もあるらしい。ちょいと行ってこようかな。

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 一部以前別のところで書いた事のあるネタとかぶりますが、漕げない日がつづいたりもしくはストレスがたまったらたまに我が愛艇を組み立てて部屋において置きます。たまにコクピットに乗って本を読んだり、コーヒー飲んだり。仕事から帰ってきて、艇を見ると癒されます。重症だな・・。カヤックの横にテントを組み立てたりするとキャンプ気分!ってそんなことないか。
 

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 今回はシーショアカサラノを2艇組み立ててみました(片付けるのがめんどくさいので部屋はちらかしぱなしです)。青と赤の対比、艇形の違い、そして何度も言っているかと思いますが、性格が全く違います。なんとラダーの性格(ラダーブレード自体のサイズはほぼ同じ)も違ったりします。まあこの辺はそのうち所有艇の記事をパワーアップしますのでその時にでも。

 組み立てた後は、時にはパッキングの練習等も。

 室内でいろいろ出来るのもファルトボートの長所かと。嵐の夜でももちろん問題なし!

 100円ショップで材料集めて室内に艇庫?を作ってみたいと思い始めました。できるのか?

 

  今回は主に組み立て時に使える道具を2点紹介します。

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 100円ショップで買った「折り畳み座布団」。組み立て時に膝を地面につけると、場所によってパンツにダメージを与えたり、膝が痛かったりしますが、これを敷くと大丈夫。本来の座布団として、枕として使えるし、何より100円!おまけに折りたためるので厚みを変えることができる、コンパクトになると(スモールハッチから入れることができる)、と八面六臂の大活躍アイテムです。

 
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              (表)           (裏)

  オールウェザーブランケット。

 組み立て場所が砂場及び泥土の上などのときに威力を発揮。

 たとえば、

  ①スターンフレームストラクチャーをこの上で組み立てて船体布に入れる、
  ②バウフレームストラクチャーををこの上で組み立てて船体布に入れる
  ③組み立て終了時の着替え場所として使用。

 こうすれば、船体内に異物が入るのをある程度防げるし、自分自身も汚れない。キャンプ時にはテントマット代わりに、またはブランケットとして使用もできる。

 まあ別にピクニックに使用するシートでもいいんですが、いざという時の保温にも使えるのでこれを使用しています。

特に座布団はお手軽だし、上陸時に使えるので重宝しています。
 
 さて2週連続で出撃できなかったので、今度の日曜日こそは出撃しようと思っているのですが、さてどうなることやらです。冬場ってのは行けるときに行っとかないと、いけないことを再度認識。寝坊している場合ではなかったなと。

 

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 動力船をやり過ごした後、豊島へ向ってパドリング再開。(地図の青は前編で黄緑は後編で漕いだルート)しかしなぜか段々力が入らなくなる。 ちょっと漕いで、早くも休憩。

 丁度、犬島と豊島の中間点。周りは何も無い。5mの小船に命を託して海の真ん中に浮かぶその情景?を鳥の視点から見ているという想像をする。少しの恐怖感とともに開放感が沸いてくる。これが島渡りをする理由の一つだったりする。沿岸航海は楽しい。島渡りは距離が短いと楽しいが、1時間ほど漕いでもたどり着かない距離以上は結構退屈な時間が自分としては多かったりするのだが、たどり着いたときの達成感とこの開放感があるのでやめられない。

 それはともかく、話を戻す。

 力が抜ける理由を考える。体調不良というよりガス欠に近い症状だがしっかりと行動食を食べているし、そもそもまだたいして漕いで無いのでありえない。理由不明のまま相変わらずべた凪の海を豊島までひたすら漕いで、12時20分くらいに到着。
  

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 ここで長めに休憩を取る。さてどうするか。行くべきか、ここからちょっと漕いで、豊島の定期船発着所近くのどこかに上がって折りたたんで帰るか。ファルト旅故にそういう方法もありだ。こういう面はリジット艇より安全だとおもう。いつでも動力船のある場所まで行けば撤退できるのだ。

 小豆島の撤収予定場所までゆっくり漕いで後2時間もかからない。シーショアでラダーつき。ラダー降ろしてのんびり漕げばなんとでもなるし。体が辛い状態で漕ぐという練習にもなるなと、無理やり思い行く事に。

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 ここからは風や潮流により波が高くなってきたものの、何の問題もなくひたすらパドリング。豊島のとなりにうかぶ小豊島を眺めつつ、小豆島へ漕いで行き、小豆島の半島?にある小さな浜に上陸休憩。豊島から5kmもないが、まるで10km漕いだような感じだ。ああ疲れた。

 ここからは水路上の海を漕ぐだけなので気が楽だ。しかし狭い水域に港があるので、フェリーが来るのを待ち、それを行かせてから出発。
  

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  漕ぎつつ港を見てみると、フェリー乗り場近くに砂浜を発見したのでここからの出艇もいつかしてみよう。

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 港を越えるといよいよ世界で一番狭い海峡「土渕海峡」だ。まあただの水路にしか見えないが。海峡だから、海峡を挟んだ半島側(この表現も少しおかしいかな)は、小豆島じゃないんかなと思ったが、地図には特に何も書いていない。
道路でつながっているので一つの島とみなすのもおかしいし。もしかすると元々一つだったのを水路(土渕海峡)を作って船が通れるようにしたのかも。しかしそれなら海峡と呼べるのかな? とまたまた勝手な想像。

 それはともかく、そこを越えてやっと撤収場所に辿り付く。上陸して休憩後、撤収。シーショアは目の前にあった日本通運で送り、パドルケースとザック一つ持って、バス、船、電車のフルコースで帰ることに。これまたファルト旅ならではのやり方だなと疲れた体とまわらない頭で思いつつ、何時に家にたどり着けるのだろうかと計算しつつ帰路に着く。

 さてとまあ予定通り行けたのですが、へとへとでした。突然のパワーダウン。結局目が原因かと思われます。当方目が弱いのでサングラスをつけないとしんどいのですが、持ってるサングラスは合わないので、つけてると船酔い症状が出ます。つけたりはずしたりするのがめんどくさいので、これをつけないで漕いでました。結果目がやられてそれから体に・・と。以前もあったんですね。距離が短い場合は問題ないんですが・・。
 
 というわけで安物のサングラス買ってきました。これは以前のよりましそうです。まあしかし、豊島で撤収が本来なら正解ですね。無理をしちゃいけないこれがシーカヤックの鉄則かと。といいつつまたまた行ってしまいそうですが。

 

 1月5日は岡山の西大寺というところから川を下って海へ出て、小豆島を目指しました。最初は順調だったんですが。 出撃艇は壱号艇シーショア。それでは漕行記を。

 前日はホテル泊。5日は早朝暗いうちから現地に向う。現地近くの公民館らしきところに人が集まっている。大きな荷物を背負いかつカートとで転がす怪しげな男をみてげげんな顔を浮かべる現地人。気にしてはいけない、ファルト乗りなら人々の強烈?な視線をものともしない根性を持つべきだ!?

 出艇地の河川敷にてヘッドランプを点けてシーショアを組み立て開始。本日はラダーも持ってきており、万全を期す。明るくなる頃には組み立て終了、着替えやトイレを済ますとすでに7時55分。出艇前に散歩をされていた現地の方と15分ほど話し込み(いつものことだが、ファルトボートの存在に驚いていた。そりゃ私も未だに不思議だもんな、折りたためる船が海を渡れるなんてとこっちも今まで何度も思ったことが頭に再び浮かぶ)、出艇。

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  川をひたすら漕ぐ。特に見るべき風景は無いので、ただひたすらだ。川の中央部を漕げば早く下れるものの、船がたまに通るので、陸地沿いを漕ぐ。流れのゆるすぎる川なので漕がないとほとんど進まない。

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 橋を2本越えたら河口が見えた。そこを越えて進路を南東にとると、犬島に着く。前からよってみたいと思っていたのだが、ついに上陸できるなあ。

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 ただひたすら漕ぎ、途中マリーナを造成中?の場所、その側にてトイレ休憩。すぐに出発。河口付近は結構船が通っているので、慎重に船の向う先を推測しつつやり過ごす。

 やっと河口から海へ出ると、潮の流れを感じる。今日行くルートは、普段漕いでいる日生や家島に比べて潮が強い。で南東方向をみるとうっすらと瀬戸内に浮かぶ犬島が見える。2年前から行きたいと思っていたがついにその日がやってきた。

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 犬島に向かったひたすら漕ぐ。べた凪の海。養殖場所を避けながら漕いで、10時30分ごろに到着。犬島の周囲は結構潮が流れており、海面がざわめいているが、問題は無かった。

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 やっと来たけど、冬なので日照時間が短い。後ろ髪を引かれる思い出出撃だ。今度来る時はゆっくり散策しようと思いつつ、行動食をとり、向かいに浮かぶ島々を眺めその後、次に上陸予定の豊島を見る。ここから約8km。今回のルートで
最も距離のある島渡り。まあ大丈夫だ。天候良し、そもそもシーショアだ、それもラダーつきというまさに「石橋を叩いて渡る」とも言うべき選艇。

 くずくずしている時間はあまり無い。いつかこの島や牛窓をのんびり漕ぎつつキャンプツーリングしたいものだ。

 10数分休憩後、豊島へ。養殖場をさけつつ漕いで約20分、動力船をやり過ごす為に休憩。ここまでは調子が良かったのだが・・・。

 

 

 近畿圏のとある川、スターンズの「レイカーソロ」というダッキーで下っていた。単独行も3回目、慣れたものだ。

 なかなかの風景と流れの速い川、飽きることなく漕いだり、たまに手を休めて流されたり。気がつけば目的地に到着。目の前には堰堤が見えてきた。予定より1時間も早く到着。時間はある、もっと漕ぎたい。ボーテージだな、しかし堰堤の右端に通り抜け出来そうな水路があるぞ。とりあえず偵察だ。
 
 ちょっと偵察してみると段差はさほどでもない。何とかなるでしょ。という事で段差を越えることに。

 レイカーソロで段差に突っ込む、無事越えたと思ったら、その向こうに大きな段差が。  偵察を適当にしたので向こう側まで見ていなかった。また悪い事にここは水路がカーブしていた為、大きな段差に斜めから突っ込んでそのまま沈!

 段差から落ちた僕は、艇から放り出されたものの、櫛の歯型状の構造物の上に横向きに寝ている状態で体が止まっていた。ここはどうやら堰堤と下流の川の中間点に構造された場所らしい。腕から落ちたものの、受身をとれていたのと、持っていたパドルを構造物に叩きつけられる前に突いたので、衝撃が和らいだ、またダッキーだったのも(構造物におちてから、沈脱、ゴムが衝撃を和らげた)幸いしたのだろう、後で腕や手を調べると、腫れていたものの骨折はしないですんだ。

 周りをみると後ろ側に艇が無事あったので、とりあえずパドルと艇を担いで放り投げ、下流に流す。 その間にも体に水を浴び、冷えてくる。時間はあまり無い。このままでは低体温症で「お陀仏だ」。
 

 この日は気温が高かった為薄着だったのだが、不幸中の幸いはそのカヤックウェアがファイントラック社の「フラッドラッシュ」という保温性の高いラッシュガードだった事。カヤックをやりはじめて、初めてのカヤックウェアがこれだった。普通の化繊のシャツならどうなっていただろう・・・・。

 さて今度は自分だ。遠くへ跳ばないと、堰堤に戻る水の流れに巻き込まれて、洗濯機状態になり、三途の河を渡ることになるかもしれない。普段の僕は小心ものだが、不思議とこういう絶体絶命の時は肝が据わる。冷静に遠くへ跳ぶイメージを頭が描く、助走距離をとるために一旦後ろに下がる。ここが生死の分かれ道、失敗は死を意味する。

 勢いよく走り出し、歯型の構造物ぎりぎりのところで跳ぶ。なかなか会心のジャンプ。 結構遠くに跳んだ僕は、着水と同時に必死に泳いだ。引き戻される感覚は無い。とりあえずは助かったが、しかし水が非常に冷たい。
 
 PFDをつけたままなので泳ぎ難かったものの、なんとかカヤックにたどり着き、それを引いて岸まで泳ぐ。心臓が早鐘を打つ。早く上がらないと危ないなあと思いつつ必死に泳いで何とかたどり着く。再乗艇してから岸に漕いで行くことも考えたが、岸が近かったので泳いだのだ。

 上陸して確かめると、パドルが折れていた。積んでいたドライバッグに穴、それから着替えがずぶ濡れ。その他持って来たものが何点か流出。

 なんとか助かった。ウェアを脱いで乾かしつつ、体の各所を調べると右手小指がざっくりといっていた。ちが結構流れている。気が付かなかったなあ。こういうときに限って絆創膏をやガーゼを持ってくるのを忘れたのだ。

 カヤックを片付けた後は、そのままラッシュガードを着替えずに上にウィンドブレイカー、下は化繊のパンツを履いて撤収。右手は持っていったバスタオルでぐるぐる巻き。とりあえずコンビにでも見つけて絆創膏やガーゼを買わないと。

 コンビニにタオルぐるぐる巻きで入る。血でにじんでいるところを勿論隠して。買ってからレジに並ぶと、げげんそうな、レジのおねえさんの顔。「この世には知らなくていい事もあるのだよ」

 応急処置を終え駅に向う私の心に早くも、カヤック漕ぎたいなあという欲望がふつふつと沸きはじめたのは不思議であったなあ・・・。


 カヌーライフの最新号に丁度堰堤事故の話が乗っていたので書いてみようと思いました。

さて原因は

 中途半端な偵察、川下りに慣れてきた為の驕り・油断といったところでしょう。
 堰堤は素直にボーテージということで。

 不幸中の幸いは前述したように。カヤック用ウェアを着ていたこと、パニックにならずに落ち着いて行動できた事、そして一番は堰堤が特殊な形をしていたこと。 もし堰堤が普通の形ならば今頃は・・・・・。運が良かったんですね。これ以後、安全にカヤックをする事を心がけるようになりました。が重装備過ぎてしんどくなることもあるので、今ではそれなりに修正(自分でリスク計算して最適な装備を持っていく)してますが。

 レイカーソロでの出撃は1年以上前でそれからずっと眠ったまま。たまにはこいつで出撃するのもいいかもなと。ある意味フォールディングカヤックですから。また後日膨らませてから写真をアップします。

 冬は、漕いでいるときはいいものの(特にフォールディングカヤックはシーソックとスプレースカートにはさまれて意外と暖かい)、上がった時は寒くてたまらない時がよくあります。そんなときには温かい飲み物が欲しいもの。よく使用しているアルコールバーナーは、冬場は水を沸かすのに時間がかかるし、キャプテンスタッグ製のガスストーブは、そこそこの時間で沸かせるが風にはそんなに強くない。もう少し早くかつ風に強いストーブは無いかと探してました。

 短時間で水を沸かせる事、操作が楽となるとこれになりました。

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 という事で「ジェットボイル(以下JB)」です。噂はかねがね聞いており、いろいろネットで調べた末購入。その実力は噂どおりのものでした。なかなかかっこいいし、思っていたよりは嵩張らない。

 ちなみに14日は琵琶湖の沖島にでも漕ぎに行こうかと思っていたのですが、寝坊の為、カヤック出艇地の偵察に行ってきました。カップラーメンでも外で食べようとJBを持っていったのですが、その時の様子を。


 スーパーにてチラシ寿司、おかず、ラーメン、お茶、水を購入。気温は結構低め。その日の最高気温は6度。ただ直射日光の下だったのでもっと高いかもしれない。風はややある程度の条件下。

 まずJBに水を入れて点火。カップラーメンの包装を解き、ふたを開ける。お茶を出す。割り箸の包装を破って出す。寿司を取り出したときに沸騰の音が。寿司の蓋を開けた時点でもう沸いた!笑ってしまうぐらい早い。今度はもっと風が強い時にテストしてみよう。 

 値段は14500円で送料無料、ガスカートリッジ5本つきの条件。ガスカートリッジ式ストーブとしては高いけど、使えるなあこれは。特に冬場でちょっと島に上がって一服が簡単に短時間で出来るのは素晴らしい。扱いも簡単だし。

 特に冬場は大活躍してくれそう。

 さて次回はインシデントレポートを。

 触らぬ神に祟りなし」ということわざがあるように、触れないほうがよい事が沢山あります。しかしついつい触れてしまいたい「話題」があります。カヤック界で一番触れてはいけない話題「ラダー」について書いてみます。といってもラダーについては2回目です。以前より若干ラダーに対する見方が変わってきておりますので、丁度よいと思い書くことにしました。

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 シーカヤック界にはラダー肯定派とラダー否定派いると言われていますが、まず否定派という言葉が揉め事の原因では無いかと思えます。「否定派」といわれる方々の意見を聞いていると、「ラダーはもともとカヤックに無かったもの」という意味で使わないだけであって、決してラダーの有効性を否定しているわけではなかったりします。もしくは、カヤックの艇種によって「あえて使う必要性が低いので、使わなくてもなんとでもなるので使わない」と言ってたりします。

 というわけで決して「ラダーなんて使えないよ」といっているわけではない場合が当方が聞いた意見としては多かったのです。つまり「肯定派・否定派」ではなく「使用派・不使用派」と言うべきかと。

 伝統的カヤックにこだわる人にとってはラダーは邪道ということになるのでしょう。この邪道という言葉も揉め事の原因になったりします。あくまでも「カヤックに本来使われていなかったもの」という意味で「使用するのは反則である」という意味で使ってはいないと思われます。まあ日本語ってのは大変難しいかと。

 ちなみに当方は以前、ラダーを「お守り」みたいな物と思っておりました。いざという時に使って、後はなるべく使わないと。よく言われるようにラダーを使ってばかりいると技術が身につかないと。正解ではあります。が距離を漕いだり、横風や潮流で艇が回され続ける場所を漕いだ経験のある方は分かると思うのですが、非常に体力を消耗します。 のでそういう場所では積極的に使って体力温存することができる、「非常に効果的な装備」という見方に変わってきております。

 さてラダー、スケグ、何も無し、乗り手の好みを考慮に入れず比較しますと、有効度はあきらかにラダー、スケグ、何も無しの順となります。スケグは進路維持に使えますが、ラダーのように艇を曲げることは出来ません。艇を曲げる事、これ自体ラダー本来の使い方でないという方もいますが、前述したようにラダー自体が本来のカヤックに無かった装備ですから。そこまでいうならラダーの上げ下ろしだけ出来るようにして、ペダルは固定、つまり「フリップアップ式スケグ」にすればいいだけの話です。

 さてと最後はちょっと辛口になりましたが、まあ正直揉める程の話では無いと思うのですが、いかがでしょう? というより当方のカヤック仲間内で論争になったことなど一度もありません。

 でそういえばラダーについて以前読んだ本を 内容をこの記事を書いている時に思い出しました。 ある場所をラダーを使用して行った人、使用しないで行った人の場合、使用しない人のほうが凄いんだぞ、という内容でした。うーん、まあ勝手にやってくれと・・・・。


 正月の3日はもともと伊勢の的矢湾から漕ぎ出して太平洋に出てから北上、答志島辺りまでこぐ予定が、体調不良により中止、答志島偵察件散策に変更となりました。寝屋制度(検索してみてください)で有名な島で、鳥羽市最大の島でもあります。以前から気になっていたのですが偵察した甲斐がありました。島の大きさも丁度よく、旅館や民宿もそこそこあるのでカヤック以外の目的で行くのもいいですね。まあ勿論どうせならカヤックもって行ったほうが楽しめますが。では陸訪偵察記?を。

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 鳥羽駅近くの定期船発着所(駅から歩いて3分くらい)から答志島行きの船に乗る。船に入ったその場所が荷物の置けるそこそこ大きなスペースになっており、ファルト乗りには嬉しい。ただ結構荷物持込が多いので出航時間よりある程度早めに乗ることが望ましい。ただそこに置けなくても、その場所から階段を数段上ればデッキに上がれるのでそこに置けばいいのだが。まあ数人でファルトかついで行っても問題なし。

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 島の北東部、答志集落まで乗って、そこで下船。集落の建物がひしめき合って、路地が狭い。都会の再開発された広い道よりも味があってよい。僕が4歳まで住んでいた東大阪の家周辺がこんな感じであった。その路地で老若男女入り混じって立ち話をしている。これまた今時の都会には無いいいところ。沖縄に住んでいた時をどうしても思い出してしまう。懐かしい・・・・。

                

 しばらくしてから、答志集落から島のメインロードを歩いて和具の集落へ行く。ちょっと丘を越えたらすぐについた。ここは恐らくこの島の中心地。漁港も大きく活気がある。色とりどりののぼり?をつけた漁船を眺めつつ歩いて、目的の出艇地に適した浜を偵察。

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 素晴らしい!定期船発着所から近く、ファルトボートの組み立てに適したコンクリートの地面、それも一度に何艇も組み立てる事が出来るスペースあり。トイレあり。出艇に適した砂浜、海水浴場をかねているが、シーズンでもその横から出艇は可能。

 おお船が置いて?ある!かつて使用されていた「サッパ」船という船でで、「疾きこと飛ぶが如く」と船の横に立ててあった解説版?に書かれている。八丁櫓船で10ノットほど出たらしい。

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 それはさておき、北よりの風が吹きやすいこの季節、島の配置により、目の前の菅島との間の海は穏やか。夏場も菅島によりうねりが防がれそうなので大丈夫そうだ。東から風が強い場合の除いて波風はあまりたた無いだろうな。

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 そこで弁当を食べ、あまり時間が無いのでこの島の西の集落、桃取まで歩いていく。ここから6kmくらい、スカイラインを歩いて、たまに開けた場所で鳥羽湾を眺めつつ歩いて1時間弱で島の北側に出る。北よりの風はそこそこある答志島のすぐ側に浮かぶ島々によって守られ、大概の場所は比較的穏やか。じっくり観察しつつ桃取集落まで歩いていく。早速出艇地偵察。

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 ここも素晴らしい。和具集落の浜と同じく、組み立て撤収に最適なコンクリートの地面、トイレあり、出艇に適した浜あり(海水浴シーズン中も問題なさそう)、そして定期便発着所近し。文句なしですな。

 桃取、和具どちらかの浜から出艇、島巡りを楽しみ、出艇浜とは別の浜で上がるというのがファルトツーリングとしては良さそうだな。


 というわけで転んでもたたでは起きぬと、なかなかの収穫がありました。カサラノでも問題無しにいけそうな場所。 島数も多く、近鉄特急を利用すれば日帰りでもいけなくも無いので、そのうちまた行ってこようかと。
 

 みなさん、遅ればせながら、明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。本年もどんどん出撃して、どんどんブログを書いて行きたいと思っています。ブログももうちょっと辛口にしようかと。後、艇別の出撃回数を日数に改めました。

 それはさておき早速、1月2日初漕ぎに伊勢志摩の英虞湾へ行ってきました。その漕行記を書いてみます。

 前日に近鉄「鵜方」駅近くの場所にホテルを取り(カヤックはいつもどおりホテルに送っていた)、翌日2日にそこから近鉄に乗り賢島駅にて下車。早速出艇地を探す。

 無い!探すがなかなか無い。無理やり出艇しようにも段差がありすぎで船が降ろせない。が駅を南出口から出てすぐに遊覧船乗り場があり、そこから左手に行く道をどん突きまで行った場所で、道の下2mくらいおりたところに小さな砂浜発見。なんとか無理やり降りて艇を組み立てる。がここの砂浜狭く、角度がついているので組み立て難い。が本日の出撃艇はシーショアである、組み立ては簡単だ。ということでちょっと時間をくったが、10時40分頃に出撃。

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 英虞湾は瀬戸内のミニチュア版ともいうべき場所で非常に島間距離が短いかつ島数が多いのでコンパスと地図がないと訳がわからなくなりそうだ。出艇地からとりあえず左手にのんびり漕いで行く。今日は体調がもう一つで軽度の頭痛がするので、出艇10分でいきなり休憩。南方向を望むと何処が島で何処が岬なのか見ただけではさっぱりわからない。水面を見ると非常に浅く、潮流がある。島に守られて波は立ち難いものの、結構漕ぎ難い。

パドリングソングはなぜが「とうりゃんせとうりゃんせ、ここは何処の細道じゃ・・・」いつもと違う変わったパドリングソングが自然と口からでるとき、それは僕にとってちょっと思わしくない傾向である。まあ体調が悪いということだ。ちなみにこれは真実だ。冗談ではないのである。

 休憩後漕いで行くと、急に風が。開けて場所に出て風を防ぐものがなくなったのだ。本日風強し。艇が風、潮流によってふられる。こういうときはラダーがあれば便利だが、持って来ていない。まさかここでラダーがあればと思うとは。おまけに英虞湾は養殖場所が非常に多く、漕げる場所が限られている。

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  とはいえ島が多いのは楽しいので漕ぎつつ島を一周したり、入り江に入ったり、島に上陸したりでのんびり過ごす。

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 地図をみると次郎六郎の浜というのがあったので、ここで上陸昼食休憩することに。そこはテントが100程張れそうな場所で、海水浴場だった。

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 持って来たユニフレーム製のアルコールバーナーで茶を沸かしつつ、行動食をたべる。実は弁当買うのを忘れたのだ。

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 風がますます強くなってきたので、とっとと帰ることに。ついでに頭痛もきつくなってくる。帰りは往きのルートをそのまま戻ればいいのだが(風の影響も風裏を伝って行けるので楽)、どうせなら行って無い場所を漕ぐ為に別ルートに。

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 風が強いし養殖筏や枠の為、島を上手い事利用できないので強い向かい風を漕ぎ進むことに。でも体調不良の身には結構きつい。ただ今日はインチューンパドルを持ってきているので丁度いいテストになった。勿論楽勝だ。ぶれる事無しにしっかりシーショアは進んでいく。

 間崎島というこの辺では大きな島を回りこんで海水浴場でトイレ休憩。ここから出艇地までは風裏にあたる場所がほとんどなので楽であった。しかし狭い水路に動力船が結構走っているのでそれが面倒くさい。

 ゆっくりのんびり漕いでいくと、鳥の鳴き声が。自然と口から漏れる歌「人は人と別れて後で何を思う、鳥は鳥と分かれて雲になる風になる♪」 鳥になってホテルまで飛んで行ってシャワーを浴びたいという願望が知らずと歌を口ずさ無結果となったのか?

 海況は決して厳しくなかったが、それでもへとへとになりながら出艇地にたどり着いたのは3時20分ごろ。本島は1時30分には上がろうと思っていたのだが、ついつい多島海の魅力に引きづられてしまった。まあ何とか初漕ぎは無事?終了。もうちょっと出艇しやすい場所と養殖のスペースが小さければいいのだが・・・・。

 となかなか疲れた初漕ぎでした。距離にして13km前後と漕いでません。しかし艇が振られるは、頭痛がするわで疲れました。3日も漕ぐ予定が、3日は伊勢沖合いの答志島散策にしました、勿論カヤック出艇地の偵察もかねてですが。そのうちこの島から出艇して伊勢の島巡りもやってみようかと思います。これが分かっていればアルピナ2-430やSS-1でも良かったんですがまあ致し方ありませんね。

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