ファルトボート(フォールディングカヤック)についてあれこれ書いてます
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 30日はお世話になっているグランストリームの忘年会に参加してきました。
 初めてお会いする方、毎度毎度の方、カヤック談義、その他の話、思う存分語り合ってきました。ほとんどの方は泊まりで、僕は次の日用事があったので後ろ髪を引かれる思いで10時ごろ撤収。来年参加できたら今度はテントとカヤックでも持って行きたいものです。

 さてと今年の締めを。
 
今年の出撃日数は41日。去年より若干増えました。50日くらいは行きたかったのですが、夏場から初秋にかけての体調不良が一番の原因です。来年はキャンプツーリングを増やして50日行きたいものです。去年に比べて今年のツーリングは「ちょい漕ぎ」が多かったものの、結構行きたいところに行けたのでまずまず満足しています。来年はもっと距離を漕ごうかと。


 出撃回数第一位はシーショア、二位カサラノ、三位アルピナ2-430と去年とまったく同じです。
 
 寒い季節はシーショアの独壇場なのと、初めて行くきつそうな場所は、だいたいシーショアで行くことが多いのというのが一位の原因かと。

 二位のカサラノですが徐々に乗りこなせてきているので、来年はもう少し出撃回数が増えそうです。乗っててこいつが一番楽しい艇です。カサラノ唯一の弱点?である組み立て時間もいろいろアドバイスいただいたり、ネットで調べたりで楽になってきたのも追い風に。30分真ん中くらいで組めるようになりたいものです。
 
 アルピナは大概の場所で使えるので安定した出撃日数といったところです。

 パフィンスポーツとK2も手に入れたので来年は順位が少し変わるかもしれません。

 
 今年の印象的な出来事

 1.瀬戸内縦断キャンプツーリングをやっと完遂したこと

 2.パフィンスポーツとK2 Expeditionを手に入れたこと

 3.初ナイトパドリング


 印象に残ったツーリング(艇別)

 シーショア     GWの瀬戸内縦断と奥琵琶湖キャンプツーリング、
            白崎海岸、伊根

 SS-1       観桜宇治川行

 アルピナ2-430  小浜湾カヤックフィッシング、淀川河口までツーリング
             中ノ島ナイトパドリング

 カサラノ       カサラノサミット、三方五湖、菅浦キャンプツーリング
 

 パフィンスポーツ 兵庫運河行

 
  
 ブログについて

 更新回数 97回 月平均約8回、年に36回目標(月3回)は達成 去年より33回も更新回数が多いのは本人もびっくりです。ファルトネタでどうでもいいことが多いですが、来年もこの調子で書いていきます。フォールディングカヤックユーザーですらうんざりするような?ブログを目指します。呆れずに暇つぶしに見てください。

 来年の目標

 シーショア 一応紀伊水道横断(和歌山県~徳島県)恐らく行きません。まだ無理でしょう。
       
 カサラノ  琵琶湖一日ほぼ縦断(多分やります)・ロングロール(静水)
 
 K2 Expedition 未定ですが島渡りキャンプツーリングをどこかでやってみたいです。

 
 来年行ってみたい場所

 奄美、隠岐諸島、熊野川、東紀州
 

 今年お世話になりました皆さん、有難うございました。また来年も宜しくお願いします。

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 漕ぎ収めに円山川へ行ってきました。玄武洞駅前から出撃、城崎までのたった6km程!、上がって温泉に入って浸かってきました。まあその慰安旅行?的カヤックツーリング。何故か一度やってみたかったのです。青春18切符利用で交通費は2300円ぽっきり。しかし往復8時間以上の電車行。体がだるく、最悪漕がずに温泉に入っただけで帰ってくる可能性もあったのです。という条件で最適の艇は六号艇「パフィンスポーツ」。短すぎるツーリングなので書くほどのことも無いのですが、一応漕ぎ収めなので、書いてみます。

 電車でとことこ、玄武洞駅に11時30分ちょっと前に到着。とりあえず川際に行く。渡船乗り場からちょっと下流に行ったところに良い出艇地を発見。とっとと組み立てて出撃だ。
   

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  円山川、水は濁っていて透明度は低い、かつ景色は微妙であるが、そんなに悪くは無い。ただそんなに面白くもない。簡単にいうと中途半端・・・。ただ漕ぎ終わったら、パフィンスポーツを荷物預かりさせてもらって(駅前にあります)温泉に入れるので、これも合わせて楽しむ為に来たのだ。

 真面目に漕ぐとすぐに到着するので、なるべく漕がずに流れていったりしつつ時間を使って下っていく。右岸側はそこそこ景色は悪くない。左岸は道路が川際を走っているので風情は無し。ということで右岸よりに漕いで行く。
 

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それでも気が付けば結和橋に到着。赤く塗られた橋脚をくぐって少し行くと城崎大橋が見えてきた。底を越えたらもうゴール。適当にやっていても気が付けば城崎大橋も目の前に。狭い橋脚の下をくぐったすぐ左岸側には城崎温泉街の建物が見えている。

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 そこは階段状になっていて上がりやすいのだ。そこを上がると子供がサッカーをやっている。後ろには大きな建物、学校?

                    
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 最後に右岸側の緑が多いところまで漕いでのんびり時間を使ってから左岸にあるグラウンドの前に上陸。

 草が生えている土の上でパフィンを分解、そして撤収。大きなザックを担いで城崎温泉街を歩くとギャラリーの熱い視線をいやでも受ける。まさかカヤックとは思うまい。

 パフィンスポーツを荷物預かりしてもらって城崎七湯の「御所の湯」に入ってほっこりしてから、帰宅。結局家に着いたのは9時30分頃。ほとんど漕がない温泉付きツーリングだった。まあその漕ぎ収めにとりあえず行けたので、よしとしよう。もう一回やるかと聞かれるとなんともいえないツーリングというのが本音である。なにはともあれこれにて漕ぎ収め終了。まあよしとしようか。

 ここ最近艇のメンテナンス及びプチ改造を真面目にやっています。普段は結構適当ですが、年末大掃除ならぬ一斉メンテでそこそこ真剣に。引き続きK2の船体布シーリング、そしてラダーロープの交換、リブフレームの番号付け(テープをはってそこに番号を記入するだけですが。カサラノは状態がいいのでせいぜいねじの締め直し、とフレームの油差しくらい。その他の艇はこれから見てみようと思っています。

 一番の問題は一号艇のシーショアです。今年くらいから船体内に水が結構たまるようになりました。まあ漕行に影響あるくらいではないのですが、荷物がいつもじっとり濡れるのは気持ちのいいものではありません。ボトムを調べても穴が見つからず、デッキの怪しい場所はシーリング済み。さてとそういえばK2を送ってもらう前にグラブループの縫い目辺りをしっかりシーリングしてもらったことを思い出し、この辺りからの浸水がシーショアにもあるのかも?と思い見てみますと、ちょっとだけですが、裂けている!

 うーんこれは荷物を結構乗せていた場合でもグラブループを持って運んでいたので、こうなってしまったのだな、という理由が思い浮かびました。今は運搬時グラブループだけを持って運ぶことはありませんが(、かつてはそうしていた。そういえばフェザークラフトユーザーの方のブログにも載っていました。ボトムを持ってもう一方の手でグラブループを軽く掴むというのがいいかと思います。 、

 一応説明しておきますと、荷物を積んで重くなったファルトを運ぶとき、グラブループを掴んで持つと、そこに荷重がかかり縫い目等が徐々に痛みそこから船体布が裂けたり縫い目周りが広がり?そこから浸水することになります。

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 仕方ないのでシーショアの縫い目辺りを「アクアシール」で塗りたくってシーリング。これでましになるとは思うんですが、これでも浸水が激しければ最悪フジタカヌーに修理に出そうかと思います。フレームのショックコードも直さないといけないのでついでに。

 

  六号艇「K2Expedition」 艇長5.87m 幅84cm 重量39.5kg
  
  デッキ色 ティール  ボトム色 ブラック

   

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 カナダのフェザークラフト製大型タンデム艇。国内外の遠征や冒険に使用される、安定性、積載量、居住性、スピードに優れる最強のダブルカヤック。「この艇を所有することは人生への投資である」「後は世界各地のフィールドへ旅立つチケットを手に入れるだけ」・・しびれるではないか。ちなみに当方所有のK2はキールの生地が一枚多めに張ってる特別仕様。そのため重量が0.5kg上がるものの丈夫になっている。かなり迫力のある艇である。他のファルトには無い独特の風格がある。

 購入顛末

 サザンワークスのHPを見ているとK2が中古で売り出されていた。タイ旅行が駄目になったので、その資金を流用?すれば値段は届くが、電車派の私、K2の重量は電車向きではない、しかし気になる。その日久々に中学の同級生から電話。飲みに行ってテンション上がって、それから帰宅。またHPを拝見、そして問い合わせ。先に乗艇予約入れていた方が購入見送りのため私が手に入れることに。まさかK2を手に入れることになろうとは。その辺の詳しい顛末は「パズルの最後のピースをはめる時」 前編 後編 参照。

 性能等

 直進性良く、ロッカーもそこそこついているので結構回転性も良い。スターン側に乗ってリーンを掛けずにスイーブしてみるとそこそこ曲がる。安定性は絶大で大きめの波を真横から受けても、何の問題も無くいなす。安心感信頼感は最大級。シーショアの3段上を行く安心感といったところ。まずは沈しないだろう。スピードは漕ぎ始めはともかく一旦巡航速度に達すると結構速い。まさに外洋航海をこなす遠征艇としての性能は十二分であると思われる。K2にとって少々の波風は細波の如くだ。乗れば分かる最強のカヤック。

 積載量

 大積載量を誇る。スターン側コクピットから後部スペースすべて、バウ側コクピットから前部の大部分。バウ・スターンコクピット間の大分部に荷物が積める。コクピットが大きいのでその周りにもある程度は、また吊り下げシート故にシートの下にもと荷物の収納場所に事欠かない。ただハッチの下にはデッキバーが通っているので、そこからいれるには荷物をある程度コンパクトにしないといけない。

 

 フレーム

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  アルミフレームと高密度ポリエチレンを採用。特徴は所有艇「カサラノ」参照。他の同社艇と違い、キールフレームの大部分とガンネルフレームはダブルフレームとなっており、強度と剛性が強化されている。テンション掛けもヒンジエクステンション方式を採用。これは拝み倒し方式と同等のテンション掛け方法である。非常に楽でしっかりテンションもかかる。

 2、3、4、5番のリブフレームは金属パーツが補強としてネジ止めされている。このごつさが魅力的だ。

  船体布  デッキ ポリテック   ボトム ヘビーハイパロン

  デッキの素材ポリテックは防水素材。以前のコーデュラーナイロンは防水コーティングが劣化すると水が持ってきていたので、それを改良したのだろう。しかしこのK2、溶着ではなくデッキの所々が縫い目があるため、目止めする必要がある。

 ボトム素材のヘビーハイパロンはファルトの素材としては最強クラスでかなり丈夫。このK2はもともと試乗艇としてキールに特別一枚厚めに張ってある為かなり耐久性が高い。K2のキールはダブルのフレームの為、カバーされる範囲が広くなりその分貫通する可能性が少なくなる。頼もしい限りだ。

 K2を電車でもって行った感想

 他の所有艇ならいざ知らず、断トツの重量とサイズを誇るK2を電車で行ってみた。2つのザックに装備を分けて持っていってみた。個人装備込みでおそらく60kg前後の重量となるので、階段等の上り下りはザックをひとつづつ担いだほうが良いだろう。幸い当方はエレベーターのある駅だったので問題ななかったが。フレームを入れた重量のある方のザックをカートに乗せて行ったが、しっかりとカートとザックを縛り付ける必要性を感じた。帰りは、いい加減にしていたので2度ほど倒してしまった。これぐらいの重量になると移動も慎重にするべきだろう。やはり一人で電車に乗せて行くには気合がいる。遠くに送る場合や友人に手伝ってもらう場合はともかく、一人で運ぶなら素直に車で行くのがいいかもしれない。といいつつ今後も電車でもって行くこともあると思うが。

 3回目の電車行の時、フジタカヌーの大容量ザックとアルフェックのエルズミア480用ザックを使ってみたが、大分ましになることが判明。縦のフレーム等を大容量ザックに、コーミングや船体布をエルズミア480のザックに入れる。そうすればK2での電車行もいやになるほどではない。

 K2故の問題点 

 完全なるタンデム艇(2人で漕ぐ必要があるという意味)であるので、必ず誰かを誘う必要がある。可愛らしい女性を乗せてのんびりツーリングするも良し、屈強な男性を乗せて海峡横断に挑むもよし。

 バウ or スターン

 タンデム艇において、バウかスターンのどちらで漕ぐのが好きか?それは人それぞれだ。僕はバウがどちらかといえば好きである。なんといっても景色がゆっくり見えるし、操作しなくていいので楽だ。しかしこのK2のスターンに乗ってみて少し考えが変わった。というよりもK2でスターンに乗り込み操船しつつツーリングを行うのが楽しいのかもしれない。大型のタンデムでスターンに乗ると、船長気分がより強くなり、終わった後の達成感のようなものがより強く感じられるからかもしれない。

 K2の載っている本

 堀田貴之氏著 山と渓谷社出版 「海を歩く」  IMGP0207_20090926171410.jpg 

 冊丸ごと北海道一周K2ツーリング記録。そしてそれだけでなく、装備やその他についてのためになる情報もあり読み応えあり。K2の長期ツーリングにおける実力が良く分かるお勧めの本。

 

 五号艇「パフィンスポーツ」 
 艇長3.20m 幅75cm 重量約7.8kg
  
 デッキ色 レッド  ボトム色 ブラック

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 アメリカのパックボート社製超軽量ファルトボート。カートを必要としないくらいの軽さで、女性でも問題なく電車利用等で行くことの出来るのが特徴。片手で腕を伸ばした状態で持ち上がる!組み立て撤収も楽、乗り降りもオープンタイプなので楽、ちょっと漕ぐには最適の艇。  最初の艇でも問題は無いが、一艇持っている方のセカンドカヤックとしてもお勧め。 

  購入顛末

 ある日河野店長より電話。「綺麗なやつ出たけどどう?」と。電話いただく少し前に、パフィンスポーツを宇治川ツーリングでお借りして乗ったのだ。しかしこの当時、すでに5艇持っていた私、一度お断りするものの、わずか1日で翻意。だって軽すぎるんですから!ほんとこいつは楽だ。手に入れて正解。

   性能等

 直進性は使用場所(流れのある川や小さめの湖)を考慮すればちょうどいいくらい。回転性もよし。一次安定性はすごく安定しているとまでは言わないが、なかなか良い。二次安定性も良い。そこそこ粘る。シートの空気をやや抜き気味にするとより安定する。スピードは艇長短く幅が広い割のでかなり遅いと思いきや、思っているよりは出る。艇が軽いからだろう。ただあくまでも風の弱い穏やかな場所前提。風には弱い。

 積載量
 
 艇のサイズは小さいもののオープンタイプ(というよりもまんまカナディアンカヌーの形状)なのでデイツーリング程度の荷物なら問題なく載る。キャンプツーリングの荷物なら積み込みに工夫がいるが、1泊2日程度なら大丈夫。もともと中長期のキャンプツーリング向きではないのでこれで充分だろう。

 フレーム・船体布

 アルミフレーム。オレンジがかった銅色をしていてなかなか綺麗だ。リブフレームは1本を除いてハーフとなっている。縦のフレームはキールと左右のガンネルの3本構成。艇の重量が軽くなっている理由のひとつだ。
船体布は意外と丈夫である。川を下っている最中にすりまくっているが、穴はいまだに開いていない。

 その軽さを利用した旅プラン

 温泉旅行との組み合わせ。某温泉地近くの川を漕いで上陸。その後パフィンスポーツを荷物預かりしてもらって温泉に入る。その後回収帰宅。実際城崎温泉で実行済み。

 川や湖のハシゴ旅。ホテルを予約して、たとえばA川漕いでホテルにとまり、次の日はB川やC湖へ行くといったようなもの。軽い故に苦にならない。

 普通の旅行との組み合わせ。フジタカヌー等のザックあればそこに全装備と観光旅行用の小さなザック等を入れて行くと、例えば1日目は観光旅行(小さなザックかついで行く、カヤックはもちろんホテルに置いて)、2日目はカヤックツーリング。

 とりあえず持っていって、漕げそうなら漕ぐといった強行偵察用としても使える。やはり軽いので楽なのだ。堰堤越えもらくらくである。

 遅ればせながらエルズミア480のインプレッションを。この艇前から一度乗ってみたかったのです。
  

     エルズミア480

     艇長 4.80m 幅 58cm 重量 18kg

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 アルフェックが生み出したグリーンランドタイプのシーカヤック。値段が238,000円と決定したとき、ファルト業界に激震が走ったとか走らないとか。当初聞いていた性能に関する話はスピードが速い、剛性高し、一時安定性がやや低いというもの。乗ってみた感想は・・・。


 スピードについてはうわさどおり速い。出だしはそうでもないが、最高速度はウィスパーに匹敵するくらいで普通のツーリングならリジット艇とでも問題なくいけると思われる。

 担いだ感じでは剛性は確かに高い。ただ僕はファルトの剛性についてあまり興味が無いので、関心はあまり向けていなかった。たしかに思い出してみると結構高かったと思う。

 安定性は結構高い。グラグラする感じはほとんど無く、ウィスパーより安定しているくらい。エアチューブが結構大きいのが寄与しているのだろう。

 操作性はまずまず。リーンも掛けやすく回転性もなかなか。グリーンランドタイプなのだからもう少し一時安定性を低くしてよりリーンを掛けやすくしたほうがいいなと個人的には思う。まあエアチューブの空気量の調整という手があるが。

 荷物はボリュームのあるカヤックみたいに何でも乗せるというわけには行かないだろうが、バウ側のハッチは大きめで、スターン側はジッパー開閉できるため乗せやすいかと。

 フットペダルは結構踏み込みやすくいいかなと思う。

 風にたいしては、今回は空荷のため艇が浮かび上がりウェザーコッキングの影響はそこそこあった。外傾ターンで大概しのげるだろうが。向かい風については強いかと思われる。荷物を積んで喫水下げれば風に対しては強そうだ。ラダーもつけることが出来るし。

 組み立て分解はやっていないのでわからないが、まあユーザーのブログを見る限り30分前後、慣れれば20分真ん中くらいで出来そう。ザックへの収まり具合等も今回は見ていない。余裕はどれだけあるのだろう?PFDは入るかな?

 
 いい艇です。コストパフォーマンスは抜群といったところ。キャンプツーリングでも問題なくこなせそうで、安定性もあるので安心して乗れると思う。乗っててそれなりに楽しいし。惜しむらくは色の展開が少なすぎること。川向けのボイジャーシリーズのようにデッキ4色くらいは欲しいなあ。

 K2ネタもこれで3回連続今回でとりあえず仕舞いにしておきます。調子に乗りすぎて6回くらい書いてしまいそうなので。

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 でやっとK2組上がりました(エアチューブの空気は半分くらいしか入れていません)。まともにやっていれば初めてでも、悩みながらでも1時間半かかっていないか もしれません。ついでにカサラノの船体布メンテとアルピナのフレームメンテも並行してやっていた、という理由もあります。次からは40分くらいかなと思います。慣れれば30分台、組み立ては正直カサラノより楽ですね。テンション掛けが「拝み倒し式」を採用しているので、力がいらず簡単にかかるのと、コクピットが広くパーツが比較的嵌め易い、あとは部品点数が少ないからかと思います。それはそうと久々のメンテしまくりはなかなか楽しいものです。

 K2を屋上で記念写真、愛犬の「ロク」「ナナ」が遊びに来ています。元気な奴等です。しかし本当に迫力のあるファルトです。しかしカサラノにしろK2にしろフェザークラフトは本当に「やばい」カヤックを生み出してくれるものです。

 ちなみにタープはヒルバーグ社「タープ10 ウルトラライト」というやつを使用。グランストリームで購入。軽く丈夫でまずまずコンパクトで使いやすいお勧めのタープです。張るのが下手糞な僕でも簡単に張れるのがいいですね。サイズは3.0m×3.5mで600g。使いやすい形をしています。

 
 
しかしK2を手に入れたときの友人知人の方々の反応は凄かったです。

「おいおいとんでもないものを、どこへ行くのだい」   

「世界が広がるねえ」

「まさかK2とは・・・・・」

 僕自身びっくりですからさもありなんといったところです。

 しかし結局アルフェックとは縁が無かったなあ。さて次はいい加減エルズミア480のインプレッションでも書いてみます。

 苦戦した箇所等について大瀬さんにお聞きし組み立て再開。しかし仕事まで時間無し。ばたばたしていて気が付けばいい時間だった。

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 FRPコーミング取り付けそしてリブフレームすべて取り付け、チャインバーも取り付け。後はラダーをつけるだけ・・・。あれラダー装着用の穴が無い・・。どうやらスターンの先に金具をつけてからラダーを取り付けるらしい。まあここで時間切れ。大分形になってきました。のんびり組み立て、だんだん形になっていくのは楽しいものです。フォールディングカヤックならではの楽しみですね。
 
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 愛犬「ナナ」も屋上に遊びに来ました。これはなんだい?といった感じで不思議そうに眺めていました。 まあ機会があったら乗ってくれたまえ、ナナよ。
 

 バウ側・スターン側両方のコクピットに入ってみて感じたことですが、

 バウ側 まるでシングルのシーカヤックに乗っている感じがしました。アルピナ2やクイーングースでは乗った場所からすぐに水が見える感覚ですが、さすがK2です。でかい!

 スターン側。ほんと船長気分が味わえる感覚。頭の中に、大海のうねりを越えていくシーンが思い浮かびます。参考にさせていただいている、フェザークラフトユーザーのブログに書いてあったことなのですが、まさに「旗艦」の役割を果たすにふさわしい艇ですね。まあまだ浮かんでないんですが。

 明日こそは組み立て完了させようと思います。

 ついにK2が到着しました。さすがは遠征艇、大きくそして重い!それも信頼の証というやつ?です。そういえば書いてませんでしたが、この艇、サザンワークスが機材入れ替えの為、売りに出したものを購入させていただきました。ばっちりメンテしていただいた後送ってもらいました。

 修理やアフタフォローも新規購入品と同じく受けられること、お世話になっているグランストリームと提携しているので、グランストリームでもアフターを受けられるというのは非常にありがたいものです。カッコいいシャツも頂きました。早速着てしまったぜ。松本さん有難うございました。

 それはそうと昨日早速屋上で組み立て開始。屋上まで持っていくのがちょいとしんどい重量。2回に分けてもって行きましたが、「ほんとにこいつを電車で行もって行くのか」ちょいと不安になってきました。

 重量39.5kgにスプレースカート×2 シーソック×2、ザックの重さ及びカートとこの時点で40kg台後半になります。それに個人装備そうすると60kgくらいに!!

 電車で行くことを完全にあきらめるということは、自由度が低下すること。やはり挑戦しないと、と結構真面目に思っています。かつてこんなことも「ほざいて」しまっていますので。これでいければ「電車でカヌー」免許皆伝かな?
  

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 さて余談はここまでで、説明書をフェザークラフト本社HPからダウンロードして組み立て開始。コクピット周りの船体布をコーミングの溝にいれるのに苦戦、また、2番5番のリブフレームをつけたままバウ、スターンのストラクチャーを船体布内に挿入してしまい、これのやり直しで、テンション掛けしたところで時間切れ。しかしこの2点について大瀬さんにお聞きしたので今度は問題ないでしょう。K2の組み立ては慣れればカサラノより楽そうです。

 とあるユーザーによると、この艇は10年くらい前に製造されたとのこと。デッキの状態は年数相応ですが、ボトムの状態は非常によく、ツアー用としての特別仕様で一枚多めにボトムラインにハイパロンが貼り付けられていて非常に頑丈かつ妙に迫力あります。フレームに関しては良好。当分は大丈夫そうな船体布ですが、使いまくってから駄目になったら買い換えようかなと思っています。カーボン色K2、いいなあ。

 さてと、エルズミア480のインプレッションを書くつもりだったのですが、別のことを今回は書きます。インプレは今年中になんとか。それはそうと書きたいことが山ほどあって(どうでもいい内容ばかりですが)おっつかない状態です。ファルトボート専門誌どころかカヤック誌すら年に2回程度しか出ない状況、ブログやHPがそれに変わるものとしてますます重要になっていきそうです。以前も書いたと思いますが、僕程度でも結構続けられるので、興味のある方書いてみませんか、だまされたと思って。

 でそれはそうと本題。出会いがあれば別れもあるのが人生というもの。まあもちろん今回は所有艇のことです。出会いはK2、別れはクイーングース

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 参号艇クイーングースはフジタのウッドフレームと塩ビパイプフレーム製のタンデムファルトで、中古で買ったのは良かったものの、電車派の私、どうしてもタンデムなら軽いアルピナ2-430を使用してしまうので結局今年は一度も出撃する機会がありませんでした。

 アルピナ2に比べて11kgは重いものの、車で行く分には問題なく、より積載量やゆったり感が高く、バウ側、スターン側の足元も余裕があり、体格のいい2人でも窮屈間無く乗れるのが魅力。組み立ても簡単で一度組み立てると覚えられる程度。時間も15分程度で組みあがります。20年程たってますが、まだまだ使えます。なんといってもフジタカヌー製、壊れようが迅速正確な修理、それもリーズナブルな価格で。

 買い手が見つからなければ、オークションにと思っていましたが、予約が入りました。友達に引き取ってもらえるということが、嬉しいものです。彼なら家で眠らさずに使ってくれるでしょう。

 屋内で久々に組立ててみたのですが、なかなか味のある形及びフレームではやはりいいものです。あまり使ってあげられなかったけど、新天地では活躍して欲しいものです。

12月14日は以前から時々ご一緒させていただいているウィスパー乗りTさん(telemarkstyle)と鳴門はウチノ海へ行ってきました。Tさんが以前からお世話になっている「ホライズン」の試乗会兼フリーパドルツアーに参加。以前から乗ってみたかったアルフェックエルズミア480をお借りして出撃。詳しいインプレッションまた次回にでも。先に漕行記を。

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  今日は新兵器?折りたたみ式カートにシーショアを乗せて行くことに。K2を電車で行く為に買ったのだ。このカート耐荷重50kgで車輪が大きく、普段使っている小型のカートやフェザークラフトパックカートより断然陸路走行力が高く移動が楽だ。ただカート本体の重量が3kg以上と重い、かつ大きめなのでクイーングースやアルピナそしてK2じゃないと船体に収まらない。オープンカヤックであるパフィンスポーツの船体に収まるかもしれないが、あれにはカートはいらない。

 本題に戻ろう。明石駅にてTさんの車に拾ってもらい一路鳴門へ。車内ではホライズンでの話し、現地海域でのはなし、そしてやはりK2の話題。あれやこれやと話をしながらホライズンへ。

 到着後、代表の尾崎さんに挨拶。気さくな明るい方だ。いろいろ話をさせていただくと、なんとK2を以前所有されていたとの事。スピードが速いのと乗りやすい、かつ組み立ても結構楽との事だ。手に入れたK2はボトム素材がデュラテックではなく、ヘビーハイパロンなのだが、ハイパロンというのはどうやらファルトの素材としては相当強いとのことだ。

 気が付けばいい時間。ということで出撃することに。今日は北風強く、風裏になるうちの海に行くことに。やばそうなところならシーショアで行くつもりだったのだが、問題ないということでアルフェック「エルズミア480」をお借りして出撃。前から乗ってツーリングしてみたかったので願ったりかなったり。シーショアには悪いが、ザックの中で眠っていてもらおう。Tさんはもちろんウィスパー。尾崎さんはリジット艇だ。
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  3人で話をしつつのんびり海上散策。ウチノ海は鳴門の瀬戸内側へ通じる堀越海峡と、鳴門の紀伊水道側へ通じる小鳴門海峡の間に位置する内海。まるで湖のように穏やかで結構水質も良い。周りの景色もなかなかな綺麗だ。養殖いかだ何かもあり、瀬戸内みたいだな。そのウチノ海をぐるっと時計回りに回って漕いでいき、途中から海の真ん中を突っ切り対岸へ。

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  堀越海峡手前まできたとき、新しいお客さんが見えられたということで、尾崎さんは出艇地へもどり、僕とTさんはツーリングを継続。そのまま堀越海峡手前まで行く。大潮とは言え転流したばかりというのに、川のように流れている!さすが鳴門海峡のすぐそばだけはある。ある程度近づいてその潮の流れの中でまわされつつ遊んでからまたツーリング再開。その後、少し漕いだ後、最後は出艇地へ一直線。

 戻るとお客さんが家族連れで尾崎さんと話している。リジット艇に試乗したり、どんなカヤックがいいだろうなどど尾崎さんに聞いている。家族みんなでカヤックというのもうらやましい。

 その後ホライズンの事務所に戻り、いろいろ話をさせていただいた後、特売品を何点か購入。K2買った僕は金銭的な余裕が無いので残念ながらあまり買えなかった。この時期はカヤックを扱っている業者やアウトフィッターのお買い得セールが結構あるのでいつもそれなりに買ったりしているが、今回は我慢我慢である。とりあえずチェックはしているが、うっかり注文しないように気をつけるのが大変なのだ。

 ツーリングの「あがり」が早かったので、日が落ちるずいぶん前に帰宅することに。帰りの車内ではもちろんカヤック談義。K2に乗っていただけるようTさんに、お願いだ。優しいTさんは快諾してくれた。とりあえず日生ちょい漕ぎでテストパドリングの予定だが、赤穂から家島諸島へ渡り、まだ行ったことの無い南側の無人島めぐりした後、日生まで一気に渡って駅前港であがるというのも面白そう。なめてはいけないが、天候さえ良ければK2なら易々といけそうなルート。まあその他K2で行きたいルートをいろいろ考えておこう。最初は調子に乗らないように程ほどに。

 その他の話として印象に残っているのは、年間出撃回数70日をかぞえるTさん、最近20km以上漕がないと満足できない体になってしまわれたとか!しかしたいしたもんだ。僕なんかはどの艇でどのルートを行こうかな?といったことしか考えていないので、距離は気にならないのだが、しかし最近ちょい漕ぎしかしてないので、Tさんの話を聞いて、それなりに漕いでみたくなってきた。

 そうこうするうちに明石駅到着。Tさんに別れを告げて家に戻る。しかし新型カートのお陰でシーショアのデイツーリング程度の装備では楽々。後はK2ではどうなるかだ。電車派ファルト乗りである私、意地でも一度くらいは行ってみよう。でもこれっきりK2電車で行くのはやめるかも・・・。

 正月それなりに休みが取れることになったので、「タイ」にでも行こうかと当初思っていました。20代後半に会社員を辞めた後、2ヶ月ほどアジアをほっつき歩いたことがあって、タイには1ヶ月ほどいました。久々に行こうかと思ったら、なんと騒乱で空港閉鎖・・・。これは下手すると帰ってこれなくなるなあと思い中止。

 とりあえず旅行代は浮きました。である日、ちょくちょく拝見させてもらっているHPにそのタンデム艇が中古で売りに出されていました。値段的に手が届くのですが、そのときはいったんスルー。

 その夜中学時代の同級生から携帯に電話が。で結局飲むことに。中学時代たいして話した事の無かった彼と意外と盛り上がり、その勢いのまま帰ってきて、また気になってそのHPを拝見。とりあえず質問してみようと思いメールを送信。

 帰ってきた返事を見ると状態は僕が思っていたよりもよく、素材も最新のタイプではないが最も古いタイプでもなく予想外にいいではないか、チャンスかもしれないと。

 しかしその艇を所有したところで使いこなすことが出来るのか?眠ったままでただの「コレクション」にならないか?酔いがさめて自問自答を繰返し、そしてまた再度質問等をさせていただいた後、パズルの最後のピースをはめることに決めました。

 その艇をある人は「この艇を所有することは自分の人生への投資である」と言いました。

 
 その艇を手に入れた者に対してある人は「後は世界中のフィールドに旅立つ為に必要なチケットを手に入れるだけ」と言いました。


 その艇を所有することを「6艇持っているのにやりすぎだ」と僕自身、自分で「つっこみ」ました。

 新大陸の北に位置する国土広き国、その西側、大洋に浮かぶバンクーバ島に所在する、組み立て式小舟の制作技術集団が生み出したタンデム艇。数多の人を乗せて海を行く最強の遠征艇、巡り巡って我が元へ・・ファルトボート界の「最終兵器」フェザークラフト 「K2 Expedition」見参!・・・来週予定。
 
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 というわけで偶然が重なりそして我が手の元に彼女がやってくることになりました。さてとこいつでどこへ行こうかと。まさに真のタンデム艇というべきK2。乗ってくれる優しいパートナーを探さないと。
 

 殺し文句は

      「カヤック持ってきてもらわなくて結構です。K2もって行きますので」
      「K2であそこ(ルート・場所)狙いませんか?」
      「大船に乗った気持ちでいてください」

 この辺でしょうか?

 それにしてもタイの騒乱と思いもよらぬ同級生からの電話・・・と「何艇もてが気が済むの」という常識的な疑問?に対し、無理に考えたこじつけ(言い訳?)かもしれませんが、まあ縁があったということで。

 すでに「どこへ行くつもりなん?」「持ちすぎ」というつっこみ?ご叱責を数件いただいております。

 「今から計画します」これが僕の答えです。それよりも「誰か乗ってください」こちらの方が切実です。

 後は電車で楽に行く方法を検討中です。一応K2用のキャリーカートは購入済み。パックカーとも使えますが、デイツーリングにはもっと車輪の大きい移動し易いやつを使おうかと思っています。はたして電車で行けるのか?素直に車で行けばいいんですけどね。

 壱号艇 シーショア  

 とりあえずこれで行けば無事戻ってこれるだろうと乗り手に思わせる信頼感抜群のシーカヤック
  
 弐号艇 SS-1   

 既に齢33歳。でもまだまだいける日本ファルトボート界のベストセラー
 
 参号艇 クイーングース 

 出撃機会は恵まれないもののゆったり感と積載量が魅力のタンデム艇
 
 四号艇 アルピナ2-430 

  穏やかな海から川、湖と器用にこなすマルチカヤックタンデム艇
 
 五号艇 カサラノ    

 スピードと操作性と優美さで右に出るものの無いグリーンランドタイプシーカヤック
 
 六号艇 パフィンスポーツ 

 カヤックに行くというより遠足にいくという感じで行ける超軽量ファルト              

 新艇購入3艇、新古艇1艇、中古艇2艇の6艇。改めて書いてみて贅沢なラインナップであるなあと思います。どうも僕は「ファルトボート欲?」に対して、人より数倍貪欲なようです。単純な所有欲ではなく、この艇であそこを旅したいとか、あの艇があればあそこを狙えるとかそういったことも常々考えています。

 普通は「もうこれでいいだろう」と思われる方がほとんどかと思われます。というよりもこんなにいらんやろうと。以前も書いたように、シーカヤックタイプのシングル一艇とタンデム艇一艇で大概問題なくフォールディングカヤックツーリングはこなせるでしょう。


 しかし僕にはまだ足りなかったのです。パズルの最後のピースともいうべきあれが・・。大量の荷物を詰めるタンデム艇、二人力を合わせればもっとも遠くへ行けるであろうタイプのファルトボート。

 しかしそれを手に入れたとて、僕の休みでは使いこなすことは難しいだろうと。だからいつかそのうち使えそうであれば購入しようかな?とその程度の思いでいました。どうしても値段が高くなるというのもあり、資力的にも問題がありました。だから今すぐというのは無いと思っていたのです。

 そのサイズにしては軽くてスピードも速く価格的にも購入し易いアルフェックの「エルズミア570」か、ファルトボートの元祖「クレッパー」の「アエリウスクワトロXT」というエアチューブが4本あり、軍隊でも使用されているファルトもよさそうだなんて思っていました。そして後は最強のダブルカヤック「フェザークラフト K2エクスぺディション」。

  購入するとしても先のことだしということで、心の中ではこれら3艇の順位がぐるぐる?変わっていました。最初はクレッパーが一番でしたが、長さの割りに重いのと、代理店が日本に無いのでバックアップ無しの個人輸入。積載重量はともかく積載量は3艇中で恐らく一番低いのもあって候補から外れていきました。

 K2エクスペディションはこれら3艇の中でもっとも最初に興味を持った艇であり、最も目にする機会が多い艇でした。そして恐らく最も遠くへ行ける最強のファルトであると。

 まあ結局軽さと金銭的な面、そして冒険にも使用されるような艇は僕にはオーバースペックだろうということを考えれば、エルズミア570になるんだろうなあと。なかなか評判も良いし、スピードも速いということで。

 欲しい艇のことを考えるだけで楽しくなるのでまあ可能性は低いだろうけど、頭の中であれがいいこれがいいと想像?していました。結局は6艇で打ち止めとなるだろうと思っていたのです、本当のところは。

 しかし「その時」は突然やってきたのでした。最後のピースをはめる時が・・・。

 

 12月7日の日曜日はバイエルン主催の「イルミネーションツアー」に行ってきました。ナイトパドリングです。中ノ島近辺は今まで3度程漕いでいますが、もちろん夜は初めてです。というよりもナイトパドリングが初めてだったりします。そもそもツアーで中ノ島周辺を漕ぐというだけで結構マニアックですが、その上ナイトパドリングでしたから・・・さすがは業界随一のマニアックツアーを企画するバイエルンの面目約如といったところ。前置きはこのあたりにしてそれでは書いてみます。

 京阪なにわ橋駅下車してから集合地点へ向かう。既にそこには河野店長(パフィンスポーツ)とヒーさん(マナティーでシート自作してカヌータイプになっている。クレッパータンデムも所有。マニアックな艇をもっているなあ)いらっしゃる。僕と合わせて3人がこのツアーの参加者だ。

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  既に時間は5時を回り結構暗くなっている。しかし街灯のおかげでヘッドランプを使用しなくても組み立ては問題なし。本日は暗い中、乗り降りしないといけないと思い念のため安定性の高いアルピナ2-430を持ってきたのだが、パフィンスポーツやSS-1でも問題なかったな。

 しかし怪しい、ほんとに怪しい。男3人こんな時間にごそごそしているのは。昼間でさえここをカヤックで漕ぐ人自体ほとんどいないのに、夜では尚更だ。もしかすると本邦初かな?不審者丸出しである。

 しかしファルト乗りたる者、恐れはしない。そもそも電車ででかい荷物かついで行くだけで、ギャラリーの熱い視線を浴びまくっているのだ。どんな不審な目で見られようとどうって事は無いというよりも、いつものことである。しかし今回はちょいと特別かもしれないが。

 さて組み立ても終わり出撃となる。そして目の前の鉾流橋をくぐったら、そこは想像以上の夜景が広がっていた。この国では、「橋」というのはかつて異界への入り口と考えられていた時代があり、「渡るとくぐる」の違いとはいえ、まさに異界に出たようだ。この時から3人は怪しい集団ではなく異世界の探訪者となった。

 すでに「イルミネーション」を見るという目的はどうでもよくなっており、ただここを漕ぐ楽しさでいっぱいになった。電灯に浮かび上がった橋・ビル等の明かりが川面に映る・夜故に川の水質がわからない点!意外な静寂さ。結構幻想的だ。まるで初めてカヤックを漕いだときのよう。初ナイトパドリングというのも大きな理由だろう。

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  くぐった左手には中央公会堂が見える。心の中で「北浜の義人」岩本栄之助氏に手を合わせてから一路イルミネーション目指して漕いで行く。

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 次の水晶橋だっただろうか、くぐる前に上を見てみると結構ギャラリーが見ている。ヘッドランプや点滅するライトで気づかれたか?こんな夜もギャラリーの熱い視線を受けるとはファルト乗りの宿業というべきか。会釈程度ならいいが下手に手を振ったらやばいかな?

   
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  そして間もなくイルミネーションが見えてきた。水面から見るイルミネーションはなかなかである。しかし残念ながら僕の写真撮影技術ではその綺麗さは伝えることが出来ない・・・。

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 本来ならここでUターンして出艇地に戻るのだが、ちょっともったいない。ということで国際会議場までいくことに。

 3人で談笑しつつ漕いでいきつつ、ヒーさんを見てみる。カヌーってのはほんと優雅に見える。高い姿勢とシングルパドルストロークの軌跡がいいのだな。しかし夜見ると優雅さとともに思い浮かんだのは「冥界の渡し守」のイメージ。(すいませんヒーさん)。

    

 国際会議場到着後Uターン。帰りの景色は尚更良い。体はだんだん冷えてきたが、見事な夜景に見とれつつ漕いでいるとそんなことも忘れてしまう。写真を取り捲りつつ、漕いでいくと後ろ左手からプレジャーボートがやってきた。水上で合った動力船は結局この一艇。後は組み立て時に水上バスが一隻通ったのをみたくらいだ。  
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 御堂筋をくぐり水晶橋まで戻ってくる。ライトアップされた水晶橋は結構神秘的で見とれてしまった。ほんと陸から見たら何てこと無い景色が水上から見ると何倍も良くなるってのは毎度不思議なものだ。

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   橋をくぐり最後に鉾流橋をくぐり異界から現の世界に戻ってきて、上陸、分解。また3人は怪しい集団に逆戻り。しかし既にギャラリーはいない。最後に写真撮影して解散(左の写真は僕が、右の写真はヒーさんが撮影、僕は駄目駄目だな)、僕は北新地まで歩いていく。1kmちょいなので、軽いアルピナ2-430ならどうということもない。一番近くの駅である淀屋橋から、地下鉄利用で梅田に出るのが一番楽なのだろうが乗換えがめんどくさかったのだ。ちなみに河野さんはパックボートパフィンなのでカートすら持ってきていない。その軽さゆえに電車でカヤックに行くというより、ほとんど遠足気分で出かけることが出来るのはパフィンスポーツのいいところ。

 北新地に向かう僕をすれ違う人々の視線が捕らえる。この寒空に街中ででかいザック、一体何が入っているのだい?といったところか。組み立て式のカヤックとは夢にも思うまい・・・。

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 壱号艇「シーショア」はバウ・スターンの多くのパーツが、ショックコードでつながっているのですが、コードが切れて結構バラバラに。船体布もボトムに多くの傷、デッキも運搬時のミス当で補修跡が何箇所か。まさに満身創痍と言える状態ですが、何故か嬉しいものです。年間出撃回数最多で最も古くから乗っている思い出の詰まった艇(表現がちょいと変ですね)です。

 一般的なファルト乗りの心情としては、新艇を買ってから初めてパーツ破損したり船体布に大きな傷や穴を開けると結構ショックを受けるのですが、どんどん乗っているうちにその傷が増えてくると、それはファルト旅を続けたという思い出となっていきます。満身創痍というより思い出が詰まった傷跡といったところでしょう。

 ショックコードがだめになってから数ヶ月たっているにもかかわらず、フジタカヌーに修理依頼していないのは、単に僕がものぐさだけでなくこういった理由もあったりします。がそろそろいい加減修理お願いしようかとは思っています。

 ファルトに「はまって」からそろそろ5年目に突入、気が付けば既に六艇も抱えている。そして後一艇、最後のファルトは人生への投資か!?

 11月最後の日は、木津川に行ってきました。スペリオ480乗りのS君今年最後のツーリングということで、笠置から木津まで漕いで、そこから電車で戻り、わかさぎ温泉「笠置いこいの館」に入りに行くという計画。初めは暖かかったものの、途中から風強くなり寒くなったのと気温の低さで温泉が非常に気持ちがよかったです。それはともかく漕行記を。

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 六号艇パフィンスポーツを今回はアルピナ2-430のザックに詰めていく。標準のバッグにはすべての装備を入れることは出来ないので、一度フジタカヌーのザックに入れてみたのだが、必要装備プラス水や本、船体布に砂が付かないようにたまに持っていく「オールウェザーブランケット」、ジェットボイルその他をいれても結構余裕がある。テント、マット、シュラフついでに食料等キャンプツーリングに必要な装備をひとつのザックで何とか持っていけそうだ。はみ出した物はザックの外についているテープやDリングを利用すれば何とでもなるだろう。

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 今回は軽いのでカートは使用せずとも問題なし。その分移動が結構スムーズになる。ザックかついでJR木津まで行き、そこから車で笠置キャンプ場へ。さすがにこの季節、人は少ない。それでも30人くらいはいるかな?

 今日は水量がやや少なめ。しかし乗り降り楽なパフィンスポーツ、無理をせずライニングダウンするとしよう。

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 出撃開始後は比較的暖かかったものの、途中から空が曇り、結構な寒さに。ウェアリングは問題なかったものの、ボギーを持ってきてないので手が寒く、そこから体中が冷える感じである。というわけでいつもよりはパドルをまわす。途中風が強くなり、漕がないと押し戻される場所もあり体はますます冷えていく。しかし紅葉がまだある程度残っているので景色は結構良く、ついでにいうと川筋が以前と所々変わっており、なかなか新鮮な木津川ツーリング。

 途中の瀬で水が結構入ってきて(パフィンスポーツはオープンカヤックであるため。こういうときはオプションのデッキカバーがあればいいかもしれない。)一度水抜きのために上陸した意外は思っていたよりはスムーズに進む。といってもライニングダウンを2度ほどしているが。

 かつては今の季節でもカヤックがそれなりの数見受けられたかもしれないが、今日は僕たちだけかもしれない。しかしカヤック人口は微増しているといわれているので、前途はそんなに暗くないかもなあ。 ああほんとファルトボート専門雑誌をどこかの出版社が「うっかり」出してくれないかなあ。

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 昼過ぎに加茂より少し上流の浜にて食事。S君の奥さんが作ってくれたおにぎりとコンビに出勝ったおかずやカップラーメン。必殺のジェットボイルが活躍。あっという間に湯を沸かし食事をする。もちろん食後はコーヒーだ。ジェットボイルはもう離せない。
 

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  食後に相談、加茂でもう上がってしまうかそれとも当初の予定通り木津まで行くか。十分体は冷えている。しかしやはり漕ぎ足りないということで加茂まで漕ぎつつ検討することに。ちょうど加茂あたりで「おてんと様」が尊顔を御出になったのでやる気が出てくる。というわけで当初の予定通り木津まで行くことに決める。

 ここから意外と水量が多く、ほとんど起たないで行くことが出来た。しかしほんと川筋が変わっている。こんな風景じゃなかったのに、というところが数箇所。

 最後の泉大橋下も川筋が変わっており、瀬がなくなっていた。予定通り木津で上がり撤収。駅までザックを担いで行き、そのまま電車で笠置まで。本日は11月30日。「夢の超特急」0系新幹線最終営業走行の日。そんなことを考えながら電車から木津川の流れを僕は眺めていた。

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