ファルトボート(フォールディングカヤック)についてあれこれ書いてます
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 いよいよ「アルピナ450(仮名)」試乗である。その前に実は試乗艇が2艇あり、デッキロープ・ショックコードの付いてない方が「ノーマ ル」タイプでそれらが付いている方が「河野さんスペシャル」(要するに所有艇、以下KSP)である。
 
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 大きな違いは写真の通り、ストリンガーが、ノーマルは艇とほぼ平行になっているのに対し、KSPのストリンガーが相当内側に斜めについていることだ。これにより、太ももの内側でリーンをかけることが出来るので、かけ続けることが非常に楽になり、海で横風等を受けた場合の「ウェザーコッキング」に対して有利になる。ただ相当内側に出てきているので、乗り降りが結構大変だ。まあ乗り降りは慣れでもあるのだが。それはともかく、試乗した両艇について書いてみる。

            IMGP3282.jpg     IMGP0052_20110130103305.jpg

 まずノーマルであるが、漕ぎ味は軽快で力をかけずにリーンも出来る。スピードもなかなか速く、思っていた通りの印象である。一次安定性はまずまずであるが、二次を試してみると、これがもう一つだった。ある程度かけると「グラット」くる。実はこの試作艇、重心がやや前目になっていたのだ。それ故に、二次安定性が低くなっているようだ。あと前目の重心の弱点は「波に突っ込んでしまう」こと。シーカヤックとしてはこれは駄目である。というわけでコクピットの前側はそのままに、後ろに10cm程下げるという改善措置がとられることに。それにより重心が下がるだけでなく、乗り降りしやすくなるのがいい。

 そのあたりを改善すれば、相当使いやすいカヤックになりそうである。因みにこの試作艇は14.25kgという冗談のような軽さである。ただ波のある場所でというより、海を行くための剛性を保つ為にキール二重管を標準にするので、15kg台になる予定だ。それでも十分軽いが。 


                   IMGP3287.jpg

 さて次はKSPだ。まずやはり乗り降りに問題が。尻を先にコクピットに入れてしまうと、入れない!片足先に入れて、場合によっては体をねじって入れるという、まさに乗り降りエキスパート使用だ。まあ2度目はちょっとなれたが。狭いカヤックに乗っている人や、競技経験者なら問 題ないらしいが、正直「一般的」ではない、というより河野さんには申し訳ないが「クレーム」来てもおかしくないくらいだろう。がまあこれが標準仕様になる事はないので問題にはならないが。

 乗ってみてリーンかけると、流石にそのよさが分かる。リーンをかけ続ける労力が明らかに違う!これは良い。膝の内側でリーンをかけるのは 、カサラノでもやってるけど、やはりやりやすい。個人的にはもう少しストリンガーが外側にしてもリーンには問題ないだろうから、より乗り降りをし易いようにしたほうが良いという印象を受けた。

 一次安定性はノーマルよりやや無いかな?どうかな?というくらいで大体同じくらい。二次は更に悪くなっているような印象を受けたが、これも重心が前にあるからだろう。

 とりあえずのインプレッションは以上として、アルピナ450(仮称)はユーザー参加型新艇開発という側面もあるので、自分なりの要望・意見をまとめてみることにする。

 
 まずは軽さとコンパクトさである。艇長を伸ばすという意見もあった、そうなると軽さとコンパクトさが失われる。またシーショア、480スペリオもあり、よりきつい場所にはこれらを選択すればよいので、将来的にはともかく、とりあえずは450cmでいいんじゃないかな?というのが僕の意見。

 どっしりとした安定性より、ある程度操作性の高さを優先させたスポーティーなタイプがいいのではないかと思う。より安定性を求めるなら430cmトレックという選択もあり、フジタカヌーのラインナップに今まで無かったタイプのカヤックが出てよいのでは無いかと。ただ安定性もそこそこ必要であるのは言うまでも無い。慣れれば十分安心して乗れる一時安定性と、しっかりねばる二次安定性といったところか。

 ストリンガーは出来ればノーマル状態と内側に斜めに付いている状態が付け替えることが出来るのならベストだが、コストの問題がある。艇の実売価格は出来れば25万円までに収めて欲しいので、その辺が難しいところだ。それが出来ないなら、カタログにはノーマルタイプと特殊タイプをはっきり選択できるように明記して販売すればよいのでは。個人的には特殊タイプがお勧めだ。もちろん乗り降りに苦労しない程度の内側への張り出しが条件だが。そうしないと、僕なんかがよくやる「強行出撃」「強行上陸」ができなくなるので。これくらいの軽い艇ならアルピナ430のような感じでどこからでも出撃・撤収を狙えるので。もちろん言っておくが、良い子は真似しないでね。その辺は自己責任で。

 より難しいのは名前なのかもしれない。工場見学時に出た名前候補はどれも今ひとつ。今までのアルピナシリーズとは一線を画す艇であるので、違う名前にしようか?という話も出ている。まあ名前ってのは付けるのは難しい。僕のブログで一番悩んだのは名前だったりもするし。


 以上が僕の意見。後はバランス修正された艇に再度試乗してどうなるか、どう感じるか。それによって更に修正して販売ということになるのか、それとももう少し様々な点を考慮してから「満を持して販売」されるのかどうなるかは分からないが、今年の前半までには販売開始となって欲しいものだ。
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 コメント
この記事へのコメント
おはようございます。
 バスに乗って、笠沙へ行かれたんですね。ものすごく久しぶりの新艇になるんですね。うねりの中での操作性が良いといいですよね。試乗は海で繰り返して良い舟になって欲しいです^^
2011/02/01(火) 08:22 | URL | トシraud #-[ 編集]
Re: タイトルなし
トシraud さん、ご無沙汰しております。

電車で駅まで行って、そこから車で工場まで乗せてもらいました。

新艇、なかなか期待できそうです。一体どんな舟に仕上がるのか、楽しみです。
ユーザーの意見をどこまで反映させるか、フジタサンも大変です・・・。
2011/02/03(木) 01:35 | URL | てっさん #-[ 編集]
キールは2重管でほぼ決定しました。
でもまた悩みだしてますが・・・
2011/02/08(火) 14:03 | URL | 鸛 #-[ 編集]
Re: タイトルなし
鸛さん、二重管決定ですね!
あとはエアチューブさてさてどうなるのでしょう。
改正版乗って見たいものです。

今年の6月くらいまでに果たして販売されるのか・・・その辺が気になります。

しかしやっとこちらの世界に戻ってきましたが、連休はどうも天気が怪しいです・・。
申告書の作成にいそしむかもしれません。天気よければ日生辺りをのんびり漕ぎたいですが。

 ライカ・・狙っているやつが格安で販売されていました。カメラの神様もなかなか「いけず」です。
2011/02/09(水) 00:38 | URL | てっさん #-[ 編集]
ライカも狙ってるのですか?
僕はM6TTLを10年くらい使ってます。35mmと50mmのズミクロンを一緒に買いました。
しかしまあ、ライカと言えども35mmフィルムを使うカメラですので、画質の点ではブローニーを使うカメラには及びませんね。そんなわけで、僕はニューマミヤ6にも手を出してしまいました。
ライカはモノとしても魅力は高いですよね。
2011/02/10(木) 20:12 | URL | Oe #mQop/nM.[ 編集]
Re: タイトルなし
> ライカも狙ってるのですか?


 Oeさん、実は既に・・・・やって?しまいました。もともとライカは購入予定ではなく、たしゃのとあるカメラを狙っていましたが、それがどうやら非常に壊れやすいということを知り、いろいろ探すと結局ライカにたどり着きました。


> 僕はM6TTLを10年くらい使ってます。35mmと50mmのズミクロンを一緒に買いました。
 
 M型持っておられたのですね!実用性はM型とは存じていたのですが、見た目の好みとコンパクトさでバルナック型をキャノンのエルマータイプ50mmレンズと一緒に購入しました。一本フィルム取り終わりました。現像はまだです。

> しかしまあ、ライカと言えども35mmフィルムを使うカメラですので、画質の点ではブローニーを使うカメラには及びませんね。そんなわけで、僕はニューマミヤ6にも手を出してしまいました。

 ニューマミヤ調べました。なかなかユニークな機体ですね。沈胴式でレンジファインダーとはびっくりです。てっきり八セルブラッド風かと思いました。
 
 中版と35mmはやはり違うものなのですね。当方両方とも同じようなサイズでデジタル化して、そのまま縮小しますので・・。引き伸ばして細部を見れば違うとは聞いています。


> ライカはモノとしても魅力は高いですよね。
 ライカ、はまる理由が分かってきました。ただバルナック式、フィルムに細工しなくてはいけないのがちょっと面倒です。ファインダーも古いゆえか「暗め」です。しかし見た目や操作なんかは結構好きです。

2011/02/13(日) 02:03 | URL | てっさん #-[ 編集]
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