ファルトボート(フォールディングカヤック)についてあれこれ書いてます
 Heron(ヘロン) EXP
 艇長540cm 幅 61cm 重量24.5kg 


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 フェザークラフトが生み出した、本格志向の遠征野郎(逞しいお姉さんでもOK)に捧げる、最強クラスのシングルファルトというところだろうか。 まず肝心の写真を撮り忘れていた(掲載の一枚だけ)ので、グランストリームにリンクさせていただく。参考にされたし。
 
 大きくて見た目の綺麗なカヤックというのがその印象である。そしてプロトタイプのコースタルとは相当性格が違うという噂を聞いていたのだが、乗ってみてびっくり。かなり違う。なんだったんだプロトタイプ!と思った方が恐らく多いかと思う。ヘロンはK1とカサラノの長所を取り入れた艇ということなのだが、コースタルは一時安定、二次安定性もK1寄りに対し、ヘロンは、一時安定性はK1とカサラノの間、ややカサラノ寄り、二次安定性はK1とそんな感じである。言葉にするとあまり違わないような気がする方もいるかも知れないが、かなり違うのだ。

 湖上をすべるように進んでいく。スピードは速く状況によってはカサラノを凌ぐか。勿論直進性は高い。一時安定性はやや低めではあるが、半端ではない二次安定性のため、大型艇であるにもかかわらず操作性が非常に良く、リーンをし続けるのが楽だ。そのまま湖上で右に左に回りまくってみた。大型艇に乗っている感覚ではない。二次安定性の高さゆえに「空荷」まずこけないだろう。この辺りが今までの各社最強クラス艇とかなり違う。大体一時安定性が高いカヤックは二次安定性も高いというのが僕のイメージだったが(稀に違う艇もあるが)、このヘロンはそのイメージを覆してくれた。ただ荷物を積めば一時安定性が一気に上がり、本来の遠征艇としての性格になるとのこと。まあ言うなれば二つの性格を兼ね備えた艇というところか。

 荷物は大量に積め(因みに最大積載重量は185kgにも及ぶ)、コクピットは広く、長時間乗っていても楽なのは言うまでもないが、幅が61cmでフレームの通る位置が絶妙な為か、リーンがしやすいのは良い。このサイズにして、この操作性はちょっと感動ものだ。

 遠征やキャンプツーリングにてその本領を発揮できる艇といえるだろうが、さてデイツーリングではどうだろう。基本的に車でいく場合は、より軽量な艇に比べて陸上でのとりまわし、組み立て時間が少し不利であるが、正直どうという事もないだろう。
 ソロの場合はカヤックカートを使う手もある。やはり電車行を考えてしまうのが私の習性である。
 
  重量は24.5kgということで最早電車行は考えない方もいるだろうが、正直なところ以前琵琶湖横断時に、個人装備とコースタルを持って長浜からマキノまで戻った時、「意外といけるなあ」というのがその感想。途中、近江塩津で乗り換える必要があったのだが、まあパックカート利用で行ったのもあるし、そんなに問題は無かった。階段の場合、重ければザックを一つずつアゲサゲする方法もある。ただ正直、これくらいのサイズの艇になると、最初から電車行でいくには、山屋でもない限り結構大変だと思われる。逆にこれで行き慣れれば、シングル艇での電車行は怖いもの知らずである。そういう方は是非当方のK2電車行パートーナーになっていただきたいものだ(笑)。

 カサラノを除く他の艇に比べて、一艇目からはやはり気合がいるが、そこはグランストリームのHPに書いてあるとおり「浪漫」でカバーというのもいいかもしれない。乗り手の実力に応じ、徐々にそしてどこまでも遠くへ連れて行ってくれそうな艇、というがヘロンの印象だ。
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 コメント
この記事へのコメント
No title
ヘロンはまだ一度も乗った事がありません。

私が乗ったカーボンの奴はコースタルだったのですね。

まー、どちらも私にはデカすぎます。

2012/03/25(日) 22:22 | URL | サスケ #-[ 編集]
Re: No title
サスケさん、カーボンカラーはコースタルですね。

ヘロンは個人的には、コースタルより好みですね。

ヘロンは乗って一発で気に入りました。

「遊べる」遠征艇ですね。
2012/03/26(月) 11:55 | URL | てっさん #-[ 編集]
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