ファルトボート(フォールディングカヤック)についてあれこれ書いてます
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 とまあ和歌山の産湯を漕いだ次の日は、柳生の里に大判カメラの4×5(シノゴ、タチハラ製)をもって撮影に行ってきたわけである。


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 以前簡単に書いたが、改めて説明すると大判カメラというのは、普通のカメラよりフィルムサイズが10倍以上あるゆえ、写りも良かったりする。といっても当方、大概、中判のフィルムで撮っていたりするが(それでも普通のフィルムより大分サイズが大きいので、画質もよくなる)。因みに冠布という布をかぶって、ピント合わせる。そしてアオリも使える(長くなるのでアオリの説明は省く)。

 素晴らしいほど目立ち、以前も書いたが、大阪の御堂筋で撮っていると、撮影しているのか話しかけてもらった方々と話をしているのか、よう分からん状態に陥ったりする。まあ時間があるときは、これはこれで面白いものだが。

 デジタルカメラというよりも一眼レフが、まさか3ヶ月程で飽きが来て、フィルムカメラの世界に投じる?事になったわけであるが、中でも大判カメラは非常に手間がかかり、持ち出しも大掛かりになる。しかし電車派ファルと乗りの私にとっては、荷物の量と重量などはものの数ではない。ついでに言うと、毎回組み立て分解が当たり前のファルトに慣れていれば、大判カメラの面倒さなど、ウォーミングアップが如くである。そういう意味でもファルト乗りであったのは幸運だったのかもしれない。

 大判カメラというのは手持ち撮影には向いていないが、手持ちでも問題なく撮影できるタイプもあり、実際に写真家の石塚 元太良氏は、フェザークラフトのウィスパー(だったと思う)にシノゴを積んでアラスカに撮影に行ってたりする。これはヘロンのプロトタイプ、コースタルユーザーのKさんに教えていただいた。そういえばグランストリームのHPにも載っていたな。まあしかし、カヤック、キャンプ道具、そしてカメラ関係と半端ではない大変さである。

 それはともかく、柳生である。柳生新陰流の柳生である。石舟斎、但馬守、兵庫介、十兵衛、連也斎の柳生である。時代小説では「ビッグネーム」である。が静かな山里という感じである。今回で3回目の訪問で恐らく10年ぶりくらいだ。

 本当なら10時頃に到着予定が、大幅に遅れて(寝坊)到着が2時頃。帰りのバス、最終便が5時過ぎだったので、3時間しか時間が無いわけだ。35mmや中判カメラなら問題ないが、大判で「良さそうな場所」を探して、三脚立てて撮るのは正直時間的に厳しい。というわけで適当な場所を見つけて、練習撮りをする事に。

 場所を探すついでに、他にもっていったカメラで集落をスナップ撮影する。 

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 到着したすぐ側を川が流れている。カヤックコウノトリの河野さん向けの川である。いつもの蛮行・・・・ではなかった「挑戦的特殊地域強行出撃」カヤッキングにはいいかもしれない。が柳生である。今の世、切られることは無いだろうが、やはりビックネームだ。なんか怖いな。というよりも僕の心に「畏怖」の心が芽生える、この柳生という言葉に。ここが伊賀上野であるなら、逆に誉められそうな気もしないではないが(そんなことは勿論無い)。半蔵殿にも誉めていただけそうだ。

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 それはそうと撮影日は祭りが行われていた。観光客が集まるわけではない、集落の為の少人数祭りだが、なかなか「ほんわか」した感じが良い。この間行った「岸和田だんじり」と好対照だ。           

 とあまり時間が無いので、適当な場所を見つけて、邪魔にならない場所に三脚を立て撮影開始。被写体ももちろん適当。で大判で撮ったのは下の写真。

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まあ何も言わないでくれい。被写体はともかく、構図が甘い。特に右の写真は「写真歴2日」くらいの人が撮る写真である。が実はこれはアオリ操作の「ティルト」というやつを使った練習で、手前の手すりから、奥までピントを合わせる練習をしたわけである。流石にここまで酷い写真は普通は撮らないといいたいところだが、今まで撮った写真を見直してみて「一体なんでこんな写真撮ったんだ」というのが何枚もある・・・・まあ写真道は厳しいもんである。

  がまあしかし、最近は大判カメラの撮影が、スムーズに出来るようになってきたのがちと嬉しい。撮影までに結構手順があり、最初はかなり戸惑うのだ。そして相変わらず?目立つ。冠布を被って撮影していると、住民の方の声が聞こえてくる。

 
「写真家さんが撮ってるよ」

 いやいやただのアマチュアでっせ、私は。

 と撮影を続けていると、子づれの主婦の方が

 「写真家」さんですか?

 いやいやなかなかタイプではないか・・・子連れ故、またしても無駄にタイプではないか。独身女性ならうっかり「写真家です」なんてほざいて、手取り足取りお教えしんぜるところだが、まあこれは致し方無しであるな。
 
 大判カメラってのは、Oeさんもおっしゃってたが、当方も40年の人生において、屋外での撮影(商売上ではなく、個人の撮影という意味で)では見たこと無いな。故に「写真家さん」と思われても仕方がないといえばそうかもしれない。

 まあ写真を撮ってる人は「写真家」といえば写真家ではあるから、間違っているとはいえないが、私には「似非写真家」という呼び名が似合ってそうだ。でもただの写真好きと写真家の違いってなんなのだろう?


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 それはともかく、まあしかし趣味ってのは深く深く入っていくと、ほんとお金が掛かるものである。次に書く漕行記にも書くが、折畳み自転車も欲しくなってきたりしている。その前にモノクロ写真プリント用品類を集めないといけないし。そこで何故かポラロイドカメラが安く売っていて、ついつい購入してしまったり、そこでまた探していた大判用レンズが比較的安く・・・・・人間の欲望というの果てしないものであるな。

 カヤック用品の場合、「必殺的言い訳」である「命かかってんねんで」と思い込む事により、踏ん切りをつけて購入という方法も取れるが。カメラはこの言い訳は使えない・・・、まあ他の事で節約するしかないか。がしかしここでまた折畳み自転車が欲しくなってきた・・その名はプロンプトン。正に趣味の無間地獄である。

 最後に全く柳生の名所を撮った写真が無いのは私もびっくりだ・・・・。

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 コメント
この記事へのコメント
たしかにそこは下調べもしていつかいこうかという候補にははいってますね(笑)
しかしカメラの道は果てしなく、カヤック以上にお金がかかる!
怪しい写真屋さん頑張ってください!
2012/10/19(金) 11:32 | URL | 鸛 #-[ 編集]
Re: タイトルなし
 鸛さん、柳生はやはり「ビッグネーム」ですね。今回とは関係ないですが、ただ今、海道 龍一朗氏の「真剣」という小説を読んでいます。石舟斎の師匠「上泉信綱」が主人公の小説です。宝蔵院胤栄もでてきます。

 カメラはほんとお金がかかります。が今からデジタルには戻れそうもありません。
 
 怪しい写真家・・・全国各地に出没予定です。 
2012/10/19(金) 13:39 | URL | てっさん #-[ 編集]
てっさんは、一人で行かれたはずなのに、ご本人が写っているのは、誰かに撮ってもらったのですか?それとも、三脚をもう一本持って行ったのですか?
手すりの写真、ティルトの練習にはもってこいですね。
2012/10/19(金) 21:05 | URL | Oe #JalddpaA[ 編集]
Re: タイトルなし
 Oeさん、一番上の写真二枚は、当日ではなく、大分前の別の場所に友達4人と行きました。
 故に当方が写っています。
 
 ティルトの練習に手すりはいいですね。ついでに被写体相手にあえて斜めからとってスイングの練習もしておきました。後はバックティルトやスイング、擬似?シフト(タチハラはシフトできませんね、そういえば)の練習でも時々しようかと。まああまりつかわないでしょうが。
2012/10/20(土) 16:58 | URL | てっさん #-[ 編集]
 実は、アオリはティルト、ライズ、フォールしか使ったことがありません。
 僕にとって、スウィングは、カヤックのスカーリングみたいな感じで使う機会がありません。タチハラって、あまり多くの事が出来ないようなスペックのようですがこれで充分ですよね。
2012/10/20(土) 20:31 | URL | Oe #JalddpaA[ 編集]
柳生
 てっさん、こんばんは~
春日大社裏から柳生まで柳生街道があるのですが、その道は、江戸
時代に整備された石畳の道で、いたるところに石仏が掘られています。
柳生の里でも、街道沿いに行くと見ることができます。
 駅からバスに乗って遠かったのではないでしょうか。近くの奈良市の
水瓶の布目湖で、ときどき練習をしています。
今の時期、コスモスや曽爾高原のススキ、大台ケ原の紅葉が最盛期
です。ススキは、夕日に照らされると黄金色に輝きます。また、薔薇も
今が見頃です。それと、兵庫県豊岡市但東町の安国寺の「ドウダンツツジ」
もとてもきれいなので、竹田城跡も含めて撮影にいかがでしょうか。
2012/10/20(土) 22:10 | URL | さすプー #EBUSheBA[ 編集]
Re: タイトルなし
  Oeさん、確かにタチハラは制限ありますが、十分ですよね。
 スイングはあまり使う機会がないのですが、2度ほど使ってみました。結構効果ありましたが、正直絞ればスイングしなくても十分パンフォーカスで撮れるんじゃないかと思われる状況でもありました・・。
2012/10/22(月) 17:17 | URL | てっさん #-[ 編集]
Re: 柳生
 さすプーさん、さすがですね、いろいろ御存知です。
 柳生街道なかなか良さそうですね。小さなカメラでももっていって、散策も良さそうです。
 
 奈良からは50分くらいでした。柳生、また訪ねてみたいです。

 大台ケ原や竹田城以外にもいろいろ名所ありそうですね。
 その辺が疎い私です。
 時間あればいろいろ撮影行きたいですが、カヤックもいろいろ行きたいので、その休みの配分が難しいところです。
 
 
2012/10/22(月) 17:20 | URL | てっさん #-[ 編集]
「写真家」良い響きですね。

カヌー屋、カヌー家、確かに呼ばれた事が無い。(笑)

そういえば、かなり昔、カヤックに大量の荷物を積み込んでいたら、「グレートジャーニーやってるんですか?」と聞かれたことがあった。
2012/10/22(月) 20:24 | URL | サスケ #-[ 編集]
Re: タイトルなし
 サスケさん、写真家という響き、確かにいいですね!
 
 カヌー家・・・・響きがもう一つ・・。ファルと乗りでいいかなと。

 グレートジャーニー、なるほど。そういえば新婚旅行のアリューシャンツーリングがグレートジャーニーのような。ただルートには入っていなかったと思いますが。

 
2012/10/23(火) 01:50 | URL | てっさん #-[ 編集]
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